Category  |  霊的な変革

安全な居場所

怖くて家を出られない青年がいました。彼は人を避けるために日中に眠り、夜はテレビを見て過ごしました。いわゆるひきこもりです。発端は、学業の問題で不登校になったことでしたが、外の世界から離れている時間が長くなるにつれ、社会に溶け込めないという不安も強くなりました。そして、友人や家族とも話さなくなりました。ところが、「居場所」という若者の集まりに参加し、今は快方に向かっています。そこは、傷ついた人々が社会に向けて再出発できる安全な場所だそうです。

変わる事を選ぶ

息子が小さなロボットを手に入れ、簡単な動作をプログラムしました。彼はロボットを前進させ、止まらせ、後退させることができます。ピーッと音を鳴らしたり、録音して再生することもできました。ロボットは息子の命令通りに動きます。笑わないし、脱線して変な方向に行ったりしません。選択の自由がないからです。

変わる覚悟

自制は、修得することが最も難しいもののひとつでしょう。悪い癖や態度、間違った考え方などは、なかなか克服できません。努力しようと心に決め、誰かの助けを借りてチェック体制を作ったりしますが、本当のところは、変わる意志も自分を変える力もないと分かっています。話し合ったり、計画を立てたり、自己啓発の本を読んだりするものの、自分の内側にある問題は、簡単には乗り越えたり、治めたりできません。

木彫りのアヒルを作る方法

私たち夫婦は1995年、バージニア州でフィップス・フェスタス・ボーンに会いました。彼は2002年に亡くなりましたが、木彫りの匠で、その作品は本物そっくりです。ボーンは言いました。「アヒルを彫るのは簡単です。まず、木片を見ます。そして、アヒルの姿を頭に入れ、木片からアヒルではない部分を削るのです。」

考え方を形成する

マーシャル・マクルーハンは1964年、「メディアはメッセージだ」と語りました。パソコンや携帯電話、インターネットが存在すらしない時に、私たちの思考がメディアに影響されることを予測していたのですから、何という先見でしょう。ニコラス・カーは自著「ネット・バカ: インターネットが私たちの脳にしていること」で、次のように述べています。「メディアは…思考のプロセスを形成してもいる…ネットは現在、わたしの集中力と思索力をそぎ取っている…いまやわたしの脳は情報が、ネットから与えられているときと同じかたちで、つまり細分化された断片の迅速な流れとして入ってくるものと思っている。」

神のヤスリ

私の強い意見に対する友人の言葉が、グサッと突き刺さりました。その言葉が頭から離れず寝つけません。私は神の平安を求めましたが、数週間が経ってもモヤモヤしています。それで、「主よ、私は傷つきました。でも私が変わるべきところを示してください。彼女が正しいのはどこか、教えてください」と祈りました。その友人は、神のヤスリとして用いられたのです。私のプライドはこすられて傷つきましたが、ここでどう反応するかが、私の人格を良くも悪くも形成します。私は神に降参し、自分にはプライドが高く頑固なところがあると白状しました。そういう欠点は、神の栄光にならないと分かっていたのです。

愛の言語

宣教師としてメキシコに来た祖母は、スペイン語の修得に苦労しました。あるとき、市場で自分の買い物リストを見せ、「二つの言語で書かれています」と言いました。ところが、それを聞いた肉屋さんが、彼女は牛タンを二枚買いたいのだと勘違いしました。英語の「舌」には、「言語」という意味があるからです。家に帰って包みを開くとタンが出てきました。それを料理したことがないので、祖母は途方にくれたそうです。

必要以上に与えられる

英国の田舎のとある野原に、G.K.チェスタートンは座っていました。そして突然立ち上がると、大笑いしました。牛たちは、そんな彼をけげんそうに見つめました。

人生の道

新たに翻訳された聖書に「人生の道」という言葉があったのでインターネットで検索すると、人生に不安を感じている人たちの投稿がたくさんありました。異常気象、テロ、政府の政策などに危機感があるようです。しかしイエスに従って生きる人にとって、「人生の道」とは何でしょう。安全で快適に暮らすことでしょうか。それとも、それ以上のことでしょうか。