大切なことば
デイリーブレッドの駆け出し編集者だった頃、表紙に載せる聖書のみことばを選んでいました。しばらくすると、このみことば選びにどんな意味があるのだろうと思い始めました。そんなときです。息子のために20年以上も祈ってきたという読者から、手紙が来ました。その息子はずっとイエスを避けていましたが、ある日、実家に立ち寄り、テーブルの上にあった「デイリーブレッド」の表紙の聖句に目を留めました。聖霊はそのみことばを用いて悔い改めを促し、彼は回心して、その場でイエスの救いを求めて祈ったそうです。
宣べ伝えよう
陸上競技のリレーを見るのが好きです。アスリートに要求される体力、スピード、そして技と忍耐には、本当に驚かされます。しかしリレーには、ハラハラしながら注目する重大な瞬間があります。それは、次の走者にバトンを渡す瞬間です。一瞬の遅れや、ちょっとした失敗がレースの勝敗を分けるのです。
疲れ果てた人へのことば
父親が亡くなって数日後、30歳だったC.S.ルイスのもとに手紙が届きました。20年以上も前、彼の母親が病気で伏せったとき、亡くなるまで看病してくれた女性からでした。その人は、ルイスにお悔やみの言葉を述べるとともに、自分のことを覚えているかと尋ねました。ルイスは「親愛なる看護師のデービソンさん。あなたを覚えているかですって?当然ですよ」と返事をしました。
礼拝の門
偉大な都市と呼ばれる所に入るとき、門を通ることがあります。例えば、ブランデンブルク門(ベルリン)やヤッファ門(エルサレム)、ダウニング街の門(ロンドン)などです。その目的が防衛であれ、何かの記念であれ、門は内と外を区別します。皆に開放されている門もあれば、限られた人たちにしか開かれていない門もあります。
火のような試練
森にとって、火は大敵です。しかし、役にも立つといいます。専門家によると、頻繁に起こる小規模な森林火災は、枯葉や落ち葉、そして地面の掃除をしますが、木は焼きません。この火事は、種の発芽に都合の良い灰を残します。驚いたことに、小さな火事は、森の健全な成長に必要なのだそうです。
点と点をつなげる
点描画は、フランスの画家ジョルジュ・スーラによって、1880年代に確立されました。その手法は名前の通り、絵の具と筆で線を引くのではなく、小さな色の点を置いていきます。近くでその作品を見ると、点の塊です。しかし、数歩下がって見ると、点と点の融合した明るい色彩の肖像画や風景画がそこに現れます。
準備する
葬儀場で棺に横たわる義理の父の手に、息子のひとりが、愛用していた工具をそっと握らせました。また、義母が亡くなったときには、娘のひとりが、その手に編み棒を握らせました。こういう行為を見ると、心が和みます。故人が生前、それを愛用していた姿を思い出すからです。
力を抜く
太陽がギラギラとプールに照りつけています。ずっと泳いでいる生徒たちに、インストラクターがこう言っているのが聞こえてきました。「みなさん、疲れてきましたか。水の深いところで疲れてきたら、力を抜いて浮いてみてください。」
時を越えて
ウィリアム・シェイクスピアの没後400年となる2016年、英国をはじめ各国の劇団が特別公演を行いました。講演や音楽会、祭典などは盛況で、人々は英語で書かれた不朽の名作の数々を楽しみました。同時代を生きた劇作家ベン・ジョンソンは、「彼は特定の時代の人ではなく、あらゆる時代の人だった」と述べています。