Category  |  悩み苦しみ

神の真実

偉大なライオンのアスランが長い沈黙の後、再び現れたと聞くと、ナルニアは沸き立ちます。C.S.ルイス著『ナルニア国物語』の「ライオンと魔女」の話です。しかし、彼が邪悪な白い魔女の要求をのむと、喜びは悲しみに変わります。ところがアスランの敗北と見える状況で、ナルニアは彼の力を体験します。耳をつんざくアスランの雄叫びに、魔女は恐怖で逃げ出したのです。万事休すに見えましたが、アスランが魔女より偉大なことが最終的に証明されました。

生活が大変なとき

心身ともに疲れ果てソファーに倒れ込みました。神の導きに従ってカリフォルニア州からウィスコンシン州に家族で引っ越しましたが、到着するやいなや車が故障し、2ヶ月間、移動手段がありません。夫は予想外の腰の手術、私は慢性痛があるので、荷解きが進みません。新しい家は中古住宅で、修理にお金のかかる問題があると分かりました。我が家の老犬は病気です。新しい子犬が来て嬉しいのですが、活発で予想以上に手がかかります。それやこれやで、私は険悪になってきました。どうすれば、人生のでこぼこ道を通るときでも、揺るぎない信仰を保てるのでしょう。

美しい時

灰色の空に冬枯れの木々、薄っすら積もった雪の下にのぞく茶色い草。今日もうっとうしい真冬の景色が広がっていると思っていたある朝、珍しいことが起きました。霜が降りて、すべてが氷の結晶でおおわれていました。暗く生命感のない風景は、太陽の光でまばゆく輝く美しい景色に変わっていました。

竜巻ハンター

報道写真家で竜巻ハンターのウォレン・フェイドリーは、竜巻を追いかけることは、数千キロ四方の大地で三次元チェスをするようなものだと語ります。「砂嵐やソフトボール大の雹、ゆっくり舞う農機具をよけながら、タイミングよくその場に居合わせるのは、予知とナビゲー ションのシンフォニーだ」と言います。

感謝する姿勢

私の住む地域は冬が厳しく、雪も降りつづきます。ある日、極寒の中、嫌々雪かきをしていると、郵便配達員が足を止めて声をかけました。私は「大雪つづきで、ぐったりだ」と答え、「こんな天気では、君も大変だね」と言うと、彼は「ええ、でも私には仕事があります。仕事の無い人もたくさんいますから、働けて感謝です」と答えました。

希望はあるのか

エドワード・ペイソン(1783年-1827年)の人生は災難つづきでした。弟の死、双極性障害の苦しみ、連日の偏頭痛。その上、落馬事故の後遺症で腕は麻痺し、結核で死にかけました。しかし、彼は人生をあきらめませんでした。死後、友人たちは、彼が喜びに満ちていたと言いました。なぜでしょう。

うるわしい重荷

まだ30分も眠っていないのに、真っ暗な中、目が覚めました。すぐには寝付けないでしょう。友人の夫に癌が再発したと知らされたのです。今度は脳と脊椎です。彼らを思って苦悶しました。何という重荷でしょう。しかし、夜通し祈りつづけて、平安な気持ちになりました。友人夫婦のために「うるわしい重荷」を担うと感じたのでしょうか。

最も安全な場所

巨大ハリケーン・フローレンスがノースカロライナ州ウィルミントンに迫り、娘は避難を決断しました。ハリケーンが進路を変えることを願って、最後まで踏みとどまりましたが、今や急いで重要な書類や写真、所持品など、持ち出すものを選ばなくてはなりません。「避難があんなに大変だとは思わなかったわ。でも、戻ってきた時に何か残っているかどう かなんて、分からないと思ったから」と後に なって語りました。

肩に置かれた手

コリンはキリスト教を敵視する地域で援助活動をするチームに加わる準備をしていましたが、次第に不安と緊張が高まってきました。チームメイトに打ち明けると、彼は仕事の手を止め、コリンの肩に手を置 き、励ましの言葉をかけました。当時を振り返り、あの手のぬくもりが ターニングポイントだったと彼は言います。神がともにいてくださるという単純な真理をしっかり確認したのです。