Category  |  苦しみ

いっしょに祈ろう

生まれたばかりの息子を遠方の病院に航空搬送すると言われました。生命に関わる異常が見つかり手術が必要なのだそうです。私は不安で押しつぶされそうで、必死に神を求めました。愛に満ちた神がこんなことをなさるのだろうか。神はここにおられるのだろうか…。さまざまな思いが襲ってきて、私の信仰を揺るがしました。

両手を大きく広げて

夫婦で高齢の両親の介護をすることになったとき、手をつないで崖から飛び降りたかのように感じました。というのも、介護で直面する最も大きな問題は、神に心を探られ、品性を練られることだと知らなかったからです。神はこの特別な時を用いて、今までとはまったく違った形で、私たちをイエスの似姿に変えようとされました。

メーデー!

国際遭難信号「メーデー」は、「メーデー、メーデー、メーデー」と常に3回繰り返され、命にかかわる緊急事態だとはっきり伝えます。この言葉は1923年、ロンドンのクロイドン空港の上級通信官、モックフォードによって作られました。この空港は既に閉鎖されていますが、かつてはパリのル・ブルジェ空港との間で多くの便が往来していました。メーデーは、「助けて」を意味するフランス語の「メイデ」から発案されたといいます。

灯台

ルワンダに「灯台」と呼ばれる集合施設がありますが、その存在は贖いの象徴です。そこは大量虐殺があった1994年当時、大統領の豪邸があった場所ですが、希望の光の灯台となるようにと、クリスチャンによって新しい施設が建てられました。中には、次世代のクリスチャンリーダーを育てる聖書学校、レストランや宿泊施設、また地域住民のためのサービスを行う場所があります。灰の中から新しいものが生み出されました。「灯台」の創立者たちは、イエスを希望と贖いの源にしています。

試され清められる

シンガーソングライターのメレディス・アンドリュースは、伝道や創作活動、結婚生活や子育てをすべてこなしていこうとして、精神的に追いつめられたと語ります。彼女は当時を振り返り、神に砕かれ、精錬されているようだったと言います。

どんなに辛くても

自宅のある地域が頻繁に停電するので困ります。週に3回もあったり、丸一日復旧せず、辺りが真っ暗だったりすることもあります。家電製品が使えないのも非常に不便です。

祝福の谷

フランスの画家アンリ・マティスは、晩年の作品が自分を最もよく表していると言いました。彼はこの時期、絵の具ではなく切り紙を用いて大作を描くという、新たな挑戦をしていました。そして自室の壁を鮮やかな作品で埋め尽くしました。これは彼にとって大切なことでした。ガンで病床に伏すことが多かったからです。

風の中で育つ

風のない世界を想像してください。湖面は穏やかで、舞い上がる落ち葉もありません。ところが、動かない空気の中で、突然、木が倒れました。アリゾナ砂漠に建てられた1.2ヘクタールの風の無いガラスの空間、バイオスフィア2では、普通より早く木々が成長します。けれども、それが自らの重みで倒れたのです。原因を究明すると、木が強く成長するには、風によるストレスが欠かせないと分かりました。

思い起こす

息子は7年間薬物依存と戦い、私たち夫婦はその間、辛い日々を強いられました。息子の回復を祈りつつ待っている間、私たちは、小さい勝利を祝うことを学びました。24時間、悪いことがなければ、「今日は良い日だった」と言い合ったものです。私たちはこの短い言葉で、些細なことでも神に感謝しようと、自らに言い聞かせていました。