神はともに歩まれる
デイビッド・ディラード氏は、若い建築家たちが顧客の必要を理解できるようにと、彼らに「宿泊体験」をさせました。USAトゥデイ紙によると、彼らは80代や90代の人たちの身体の状態を再現して、パジャマ姿で24時間、高齢者住宅で過ごしたそうです。耳を聞こえにくくする耳栓をし、指が動きにくいようにテープを巻き、視力の問題を再現するメガネをつけました。ディラード氏は語ります。「最大の収穫は、彼らが10倍も大きな心の持ち主になって帰ってきたことです。彼らは高齢者たちとふれあい、苦境を理解したのです。」
罠にかからない
昆虫を捕まえて10日間で消化する、「ハエジゴク」という植物があります。それは、何も知らない虫が、罠が仕組まれた葉の上で花蜜の匂いをかぐところから始まります。そして虫は、花蜜を調べようと、そのあごに当たるところに這い出して来ます。すると、葉が0.5秒の速さでパタンと閉じ、消化液が出てきて、昆虫を溶かしてしまいます。
近すぎる
私はオクラホマ州で育ちましたが、そこでは、春から夏の終わりにかけて竜巻が起こります。ある時、空に黒い雲が湧き、警報が発令されると、まもなく停電になりました。私たちは急いで避難用の地下室に逃げ、嵐が通り過ぎるまでじっとしていました。
立ち去るべき時
年をとってからキリストを信じた父が教えてくれた誘惑の克服法は、その場を離れる、というものでした。例えば、隣人と意見が食い違って口げんかになりそうなら、その場をしばらく離れて、けんかの誘惑を避けるというものです。また、友人たちが「ピト」という強い地ビールを注文したときは、「また別の日に」と挨拶してその場を立ち去りました。父は昔、お酒の問題があったので、もう飲まないことにしていたからです。
悪臭
ペンシルベニア州ピッツバーグにあるフィップス温室植物園で、2013年8月に「死体花」の異名を持つ熱帯植物が開花し、大勢の見物人が訪れました。この花はインドネシア原産で、開花は数年に一度ですが、何ともすごいものです。先のとがった巨大な赤い花は、開花すると腐った肉のような臭いがします。それに引き付けられて、腐った肉を餌にするハエや昆虫がやってきますが、そこには肉も蜜もありません。
釣りの教訓
波静かなピアット湖で釣りをしました。水草の生い茂っている脇に糸を垂らし、澄んだ水を上から見ていると、大きなコクチバスが出てきて竿の先の餌をじっと見つめました。そして草間に戻り、また出てくるという行動を繰り返すうちに、ついに釣り針に気づきました。すると急いできびすをかえし、二度と戻っては来ませんでした。
ぎりぎりまで
アイダホ州クナの南部に、地元の人が嫌う地下溶岩洞があります。私の知るかぎり唯一の開口部は大きく開いた穴で、暗闇へ急降下しています。数年前、そのギリギリの縁に立って中を見下ろしました。すると、穴に引き込まれそうな感じになってバランスを失うところでした。あまりの恐ろしさに心臓がドキドキして、そこを離れました。
泥の水たまり
友人のエドには幼い息子がいます。彼は息子が泥の水たまりの中に立っていたので、そこから出なさいと言いました。すると、息子は水たまりの中を走り始めました。「走るな」と言うと、歩きました。「歩くな」と言うと、水たまりに立ったまま、不満そうに父親を見ています。男の子は、父親の言うことをとにかく聞きたくなかったのでしょう。私にもこの子と同じような頑固さがあります。自分の行いが神に喜ばれるものでないと知りながらも、結局そうしてしまいます。神はイスラエルの民に「あなたの神、主の御声によく聞き従」うように言われましたが
危険な近道
最近、私の国で選挙がありましたが、知り合いの貧困家庭の母親は、おむつひと袋で買収されてしまいました。彼女と選挙について話し合ったことがあったので、これにはがっかりさせられました。「あなたの信念はどうなったの?」と尋ねても、彼女は黙っているだけです。その候補者が当選してから半年、税金はさらに上がりました。すべての物が値上がりしています。おむつも例外ではありません。