勇気をふるう
アンドリューは福音宣教が禁止されている国の人です。私が信仰を秘密にする方法を尋ねると、秘密にしないと答えました。実際、教会を宣伝するバッチをつけていて、拘束されるたびに「あの人たちにもイエスが必要です」と警察官に語ります。神が自分の味方だと知っているので勇敢です。
目に見えない世界
炭鉱夫たちは、1876年、「ハデスの門」(マタ16:18)を発見したと思ったそうです。深さ180メートルまで掘り進んだとき、轟音とともに異臭が立ち込めたのです。歴史家ジョン・バーロウ・マーティンによると、彼らは悪魔の洞窟の天井に穴を開けたのかもしれないと恐れ、穴をふさいで逃げ帰ったといいます。もちろん、それは勘違いです。数年後、インディアナ中央部の同じ場所から、豊富な天然ガスが発見されました。
炎の内側
スペインのアンディラで発生した山火事は、2万ヘクタールの森林を焼き尽くしましたが、1,000本ほどの杉の一群は青々としたまま焼け残りました。水分を保持する性質があるため野火の中で生き残ったのです。
勇敢な抵抗
ナチスがポーランドに侵攻して第二次世界大戦が勃発(ぼっぱつ)した時、ポーランド人のテレサ・プレケローヴァは10代でした。それはユダヤ人が連れ去られるホロコーストの始まりでしたが、テレサたちは危険を冒してワルシャワのゲットーやナチスの粛清から彼らを救いました。テレサは成長して、この戦争とホロコーストの歴史研究の第一人者となりましたが、エルサレムのヤド・ヴァシェム(ホロコースト博物館)の「諸国民の中の正義の人」に名が刻まれたのは、邪悪な風潮に勇敢に抵抗したからです。
綱引き
近所の書店が模様替えをしたというので足を運んでみると、宗教書コーナーには、占いやオカルトなどの本が増えていました。この書棚を見ていると、まるで光と闇が綱引きをしているようです。通路に面して片側にキリスト教関連の本が、反対側にオカルト関連の本が並んでいて、その数はほぼ同じです。
目を覚ます
初秋のある朝、まだ外が暗いうちに家を出て車で事務所に向かっていました。すると突然、ヘッドライトで照らされた前方を茶色いものが横切り、次の瞬間、何かが当たった音がしました。私は時速110キロで走りながら、鹿に接触してしまったのです。かすった程度でしたので、車は(おそらく、鹿も)大丈夫でしたが、私は大いに動揺しました。