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主のことを語りたい

著名な作家、スタッズ・ターケルが次の作品の題材を探していたとき、友人のひとりが「死」を提案しました。当初は拒否反応がありましたが、構想が少しずつ形になりかけてきました。そして、60年来連れ添った妻が亡くなったとき、ついにその本を書かなければと思うようになりました。今や、その探究は彼自身の問題でした。死の先に何があるか、愛する人はどこへ行ってしまったのか…。私たち自身、信仰の人生を歩みながら、イエスを探究し、永遠についての疑問や懸念の答えを求めます。この本は、そのような自分自身の姿を垣間見る感動の著書です。

死の危機

ローレン・コルナキは夏に救急救命の講習を受けて良かったと思っていましたが、こんなにすぐ、それも、家族のために役立てることになるとは、予想だにしていませんでした。彼女の父親は車の修理をしていたのですが、ジャッキがすべって車の下敷きになってしまいました。22歳のローレンは雄々しくも重さ約1.5トンの車を持ち上げて、父親を引きずり出し、心臓マッサージや人工呼吸などの適切な応急措置をして救急車の到着を待ちました。

愛するために愛される

ヒトラー政権下のドイツにあって、ディートリッヒ・ボンヘッファーの生活は、日々、危険と隣り合わせでした。しかし、彼は亡命せずに母国に留まりました。考えるに、使徒パウロと同じ気持ちだったのでしょう。つまり、自分の心からの願いは天の御国に行くことだけれども、自分が必要とされている場所に留まることが、目下の神のみこころだと信じているという気持ちです(ピリ1:21)。そして、彼はドイツに留まり、牧師として秘密礼拝を行い、ヒトラーの悪政に抵抗しました。

優しくイエスを証する

何年も昔のこと、橋から約12メートル下に落下する事故に遭い、命にかかわるけがをして入院しました。そのとき、同室の患者の奥さんが言いました。「あなたの事故のことを主人から聞きました。神があなたの命を救ったのは、あなたをお用いになりたいからだと信じます。私たちはあなたのために祈っています。」

待っています

エガートン・ライアソン・ヤングは、1700年代にカナダのソルトー族に福音を伝えた宣教師です。ソルトー族の高齢の族長は、この年になるまで聞いたこともなかったキリストの福音を伝えてくれてありがたいと言いました。そして、神がヤングの天の御父であると聞いたので、「そういうことなら、そのお方は私の父でもあるということなのかね」と尋ねました。ヤング宣教師が「はい」と答えると、群がっていた村の人たちが歓声を上げました。

仕えること、証すること

グラディス・アイルワードは20世紀初め、ロンドンで家政婦をしていましたが、彼女には夢がありました。宣教師になって中国に行くことです。しかし、資格がないと断られたため、自力で中国に行こうと決心しました。28歳のときです。今まで働いて蓄えた貯金をはたき、中国の奥地のヤンチェンという村へ行く片道切符を買いました。彼女はそこで隊商宿を始め、聖書の話を語るようになりました。グラディスは他の村々にも尽くし、アイ-ウエ-デ(中国語で「徳の高い人」という意味)として知られるようになりました。

感謝を言い表す

1年で聖書を!
◆ エゼキエル書18-19
◆ ヤコブ4
聖書のみことば 詩篇107:31-43
 
主に感謝せよ。主はまことにいつくしみ深い。……主に贖われた者はこのように言え。―詩篇107:1-2

お礼を言う理由は、相手のくれたものに対して、どれほど感謝しているかを伝えることです。作家のG.B.スターンは、「無言の感謝は誰にとっても無意味だ」と語りました。

バイリンガルになる

1年で聖書を!
◆ エゼキエル書8-10
◆ ヘブル13
聖書のみことば 使徒17:19-31
 
私たちは、神の中に生き、動き、また存在しているのです。あなたがたのある詩人たちも、「私たちもまたその子孫である」と言ったとおりです。
―使徒17:28

永遠、真理、善悪などといったことに無関心な人々が増えつつある社会で、私たちと信仰を同じくしない人たちに、福音を伝えることは可能でしょうか。

感謝

1年で聖書を!
◆ イザヤ書45-46
◆ Ⅰテサロニケ3
聖書のみことば ローマ16:1-16
 
この人たちは、自分のいのちの危険を冒して私のいのちを守ってくれたのです。この人たちには、私だけでなく、異邦人のすべての教会も感謝しています。―ローマ16:4

私にとってデーブ・ランドレットは、「今日あるのは彼のおかげ」と言うことができる人です。デーブは2010年10月に天に召されましたが、私が大学時代にイエスを信じたとき、良き助言者であり、相談相手でした。彼は、私のために時間を割いてくれただけでなく、私が主に仕えることを通して学び、成長できるように、リスクを顧みずにチャンスをくれました。大学の賛美チームといっしょに各教会を回り、学生伝道者としてメッセージの奉仕をするというチャンスを作ってくれたのです。 そのおかげで私は整えられ、今も神のみことばを教える人生を歩んでいます。デーブは、私にとって神の選びの器でした。そして私は、彼に何度も感謝の気持ちを伝えることができました。このことを、とてもありがたいと思っています。