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効果音の技師

昔の映画の音響技師は、劇中の効果音を工夫しました。皮袋にコーンスターチをつめてぎゅっと握ると、雪を踏みしめるような音がします。一対の手袋を振ると、鳥の翼が羽ばたいているように聞こえます。細い棒を振ると、ヒューッという音が出ます。音響技師は、あらゆる独創的な工夫によって効果音を作り、映画にリアリティーを持たせようとします。

著者に尋ねよ

もう何年も、いくつかの読書会に属しています。読書会とは普通、数人の仲間で1冊の本を読み、読み終わると集まって著者が何を言おうとしているかを論議するというものです。そこでは、誰かが問題提起したけれど、答えは誰にも分からない、ということが当然起こります。すると、別の誰かが「著者に聞けたらなぁ」と言います。ところが、最近のニューヨークではそれが可能です。高額な謝礼と引き換えに、読書会に参加する作家がいます。

内に住まわれることば

主日礼拝の聖書朗読、聖書に忠実な礼拝説教、賛美歌、聖書の勉強会、デボーション・エッセー…。これらは、確かに神の真理を教えてくれますが、だからといって、自分で聖書を学ばなくて良い訳ではありません。

近所付き合い

ご近所がざわめいていました。アメリカンフットボールの有名選手が、我が家の二軒先に越して来たのです。テレビで観たり、新聞のコメントを読んだりはしていましたが、まさか、そんな有名人がこのあたりを選んで住むとは思ってもいません。私たちみんなは最初、彼を喜んで隣人として迎え入れ、良い友だちになろうと張り切っていました。しかし、彼の生活は、近所付き合いをするにはあまりにも忙しすぎたようでした。

待つだけではない

電化製品が壊れて修理を依頼すると、私が住んでいる地域では、「修理の者は午後1時から5時の間に伺います」と言われます。そういうわけで、私にできるのは、待つことだけです。

いのちを与える雨

熱波のあった1891年、「起爆家」として知られていたR.G.ダイレンフォースは、絶対に雨を降らせてやろうとテキサス州ミッドランドに降り立ちました。彼は仲間たちと爆発性の気体で膨らませた巨大な風船を放ったり、大砲を打ち上げたり、大量のダイナマイトを爆破させたりして、地と空を爆音で震わせました。少しだが雨が降ったと言う人も幾人かはいましたが、大多数の人は、ただうるさかっただけだと言いました。爆発は音のインパクトこそありましたが、何の効果もありませんでした。

いのちとつながる

モリス・フランク(1908-1980)は、16歳になったときには完全に両眼の視力を失っていました。数年後、彼はスイスに旅して犬のバディと出会います。この出会いは後に、アメリカ初となる盲導犬訓練施設の設立にかかわるきっかけとなりました。

自分のものにする

ミッションスクールで教師とクラブのコーチをしていたことがあります。私は、生徒たちが神と人を愛せるように、また、目的意識をもってキリストを映す人生を歩んでいけるように、彼らを指導しようと努力しました。私の目的は、生徒たちが生涯を通して神のために生きていけるように下ごしらえをすることでした。しかしこれは、生徒自身がイエスを信じ、信仰が生きて働く人生を、聖霊に助けられつつ歩もうと決意してのみ可能です。信仰の決心ができなかった生徒は、卒業して良い影響を受けなくなると、軸がぶれて、もがくようになりました。

変える力

多くの人はクイズが好きです。最近、同僚たちで聖書クイズをやってみました。私たちは間仕切りのない部屋に座って話していたので、近くにいた人には私たちの会話が聞こえました。それでノアの箱舟からサマリヤの女にいたるまで、クイズの質問の答えがあちらこちらから飛んできました。聖書クイズの質問にどんどん答えてくれるスタッフの声を聞くことは、何とも楽しいことでした。