Category  |  信仰の物語

神に覚えられている

ショーンは家庭というものをあまり知らずに育ちました。母親は亡くなり、父親は不在がちで、常に寂しく不安でした。しかし、近所の夫婦が助けてくれました。彼は家族の一員のように迎えられ、その家の子どもたちにも可愛がってもらいました。自分も愛されていると実感できたのは、彼らのおかげです。また、教会にも連れて行ってもらいました。ショーンは自信に満ちた若者に成長し、ユースリーダーの一人になっています。

神に頼る

ハリエット・タブマンは奴隷の家庭に生まれ、読み書きができませんでした。残虐な主人のせいで頭部にけがを負い、生涯、後遺症に苦しめられました。しかし、逃亡奴隷となった後は、300人もの奴隷を救出するために神に用いられ、救出された人たちから「モーセ」と呼ばれました。

嵐を乗り越える

スコットランド人アレクサンダー・ダフは、1830年、宣教師としてインドに渡ろうとしましたが、南アフリカ沖で海難事故に遭いました。彼は他の乗客や乗務員たちとともに小さな無人島に流れ着きました。ほどなく、ひとりの乗組員が、海岸に打ち上げられたダフの聖書を発見しました。ダフは、聖書が乾くと、生存者たちに詩篇107篇を読み聞かせ、彼らは勇気を奮い起こしました。彼らは救助されましたが、さらなる破船の体験を経て、ついにインドに到着しました。

断固断るべき時

第二次大戦中、ナチスに徴兵されたフランツ・イェーガーシュテッターは、基礎的な訓練には服しましたが、ヒトラーに忠誠を誓う宣誓を拒みました。一旦は農場に戻りましたが、再度招集され、兵役につきました。そこでナチスのイデオロギーを体験し、ユダヤ人虐殺を知ると、神に忠誠を誓うならナチスのために戦うことはできないと決意しました。フランツは逮捕されて死刑となり、妻と娘が残されました。

待ち望む

トレヴァーは教会に失望し、答えを求めてもがく17歳です。探求し続けていますが、未だに解決はありません。彼の心の旅路は両親との距離を縮めましたが、キリスト教にはつまずいたままです。「聖書は、から約束でいっぱいだ」と辛辣でした。

子どもたちを備える

育児関連のウェブサイトの多くは「子どものために道を整えるのではなく、道のために子どもを備えよ」と教えます。つまり、親は問題の無いスムーズな道を子どもに作ってあげるのではなく、困難にぶち当たっても対処できる力をつけてあげなくてはいけないのです。

良い相続財産

私たちの祖父母は金持ちではありませんでしたが、孫たちのためにクリスマスを特別なものにしてくれました。そこには十分な食べ物と楽しい時間、そして愛がありました。子どもたちにも、同じ思い出を残してあげたいと思っています。また、私たちはこのようにお祝いできるのはキリストのおかげだと、幼い頃から知っていました。クリスマスは叔父伯母や従弟たちなど、親族が集まって過ごしますが、この素晴らしい伝統は、祖父母から始まったのです。彼らはお金を残しませんでしたが、愛や尊敬、そして信仰の種を、心を込めて植えてくれました。そのおかげで、私たちは彼らの模範に倣っていけます。

12番目の選手

テキサスA&M大学のフットボールスタジアムには、「12番目の選手のホーム」という看板があります。フィールドの選手は各チーム11人ですが、試合の間、立ちっぱなしで応援する何千人ものA&Mの学生たちのことを、12番目の選手というのです。その起源は1922年、観客席にいたある学生が、選手が負傷したときに備えて控えて欲しいと言われたことにさかのぼります。彼は試合に出場しませんでしたが、協力を惜しまずサイドラインに立ちつづける姿に、チームが元気をもらったそうです。

宣べ伝えよう

陸上競技のリレーを見るのが好きです。アスリートに要求される体力、スピード、そして技と忍耐には、本当に驚かされます。しかしリレーには、ハラハラしながら注目する重大な瞬間があります。それは、次の走者にバトンを渡す瞬間です。一瞬の遅れや、ちょっとした失敗がレースの勝敗を分けるのです。