敷石との出会い
現代のエルサレムは、何世紀にも渡って戦争と破壊が繰り返された、瓦礫の上に建てられた都市です。私たち家族は、イエスがここを通って十字架刑に向われたと伝承されるヴィアドロローサ(悲しみの道)を歩き、途中にあるシオン女子修道院の地下も見学しました。そこには、近年の建設工事で発掘された古い敷石が展示されています。その石にはローマ兵が暇つぶしにゲームをした跡も残っていました。
目に見えない力
ワシントンDCのナショナル・アート・ギャラリーで「風」と題された名画を見ました。その絵は、嵐が森林地帯を突き抜ける様子が描かれていて、高くて細い木々が左に傾いています。低木の茂みも同じ方向になぎ倒されています。
5020号室
ジェイ・バフトンは52歳、夫そして父であり、高校の教師で運動部のコーチでしたが、末期癌で入院していました。しかし、彼の部屋は希望の光を放つ灯台のようでした。看護師たちはジェイの人柄に引かれ、担当になりたがりました。勤務時間外にお見舞いに来る人さえいました。
被造物の世話をする
オワイヒー川では毎年、秋になると、ビッグブラウンと呼ばれる褐色マスが産卵のために巣作りを始めます。魚は砂利の多い浅瀬を掘って巣を作るのです。
神に抱かれて
妹と妹の子どもたちと昼食をしたときのことです。そろそろ終わりという時、妹は3歳の娘のアニカに昼寝の時間だと言いました。すると彼女は「でも、まだモニカおばちゃんに抱っこしてもらってない!」と涙を浮かべて抗議しました。妹は微笑みながら「じゃあ抱っこしてもらいなさい。どのぐらいしてもらいたいの」と尋ねると、彼女は「5分」と答えました。
新しい名で呼ばれる
マーク・ラバートンは次のように書いています。「音楽家の友人から、音楽性豊かだと言われたときは感動しました。そんな風に言われたことは一度もありません。楽器が弾けたわけでも、ソロで歌えたわけでもありません。それなのに、その人に知られ、愛されていると感じました。…私の内にある真実な何かに目を留めてくれたと感じたのです。」
良い羊飼い
私たち夫婦は病院の一室で不安な気持ちで待っていました。幼い息子が目の手術を受けています。私は心配で胃がチクチク痛みました。主に「平安を与えてください」と祈ろうと思い、聖書を開くと、イザヤ書40章が心に浮かびました。そして、何か新しく心に響くことがあるかしらと思いながら、良く知っているそのみことばを読み始めました。
双翼の太陽
土でできた古代の印章が、エルサレム旧市街南部の城壁の下から出土しましたが、初期の調査で貴重なものとは分からず、エルサレムの考古学研究所の戸棚に保管されていました。しかし5年たって、約3千年前のこの印章の文字を研究者たちがよく調べると重大な発見に至りました。古代ヘブル語で「ユダの王アハズ(の子)ヒゼキヤのもの」と刻まれていたのです。印章の真ん中には双翼の太陽が描かれ、そのまわりには生命を象徴するふたつの形が刻まれていました。
目を覚ましなさい!
出張が多く毎日違う場所で寝起きしていた頃、ホテルのチェックインと同時にモーニングコールを頼みました。翌朝、きちんと動き始めるためには、自分の目覚まし時計に加えて電話の呼び出し音が必要でした。