極め付きの驚き
映画『フィールド・オブ・ドリームス』の主人公のレイ・キンセラは、若き野球選手時代の亡き父に会います。初めて彼を見た時、レイは妻アニーにこう言います「僕は人生に疲れた父さんしか見たことがなかった。ねぇ……何て声を掛けたらいいんだ」。亡くなった大切な人の元気だった時の姿に会えるとしたら、それはどんな感じでしょう。
主にあって敬意を示す
新しく高校スポーツになった競技を観戦して、一味違う高揚感を味わいました。それは既存の競技同様、コートで得点を争い、審判も応援団もいます。違いはチームを構成する5人の内、2人は健常者で、3人は何らかの障害を持っている点です。仲間の助け合い、励まし、声掛けなど、コートで繰り広げられるのは、心温まるものばかりで、両チームを応援したくなります。この競技の目的は、勝負を競うスポーツの醍醐味を障害の有無にかかわらず知ってもらうことです。
塩味の効いた答え
バートは食事の支払いをしようとデビットカードを差し出しました。レストランのスタッフは、それを受け取ると、「失礼ですが、この『わたしは道であり、真理であり、命である』と言った人は何者ですか。自信過剰ですね」と言いました。バートのカードは、キリスト教系の金融会社が発行したもので、表面にはヨハネによる福音書14章6節が印字されていたのです。バートは笑顔で、その人が「何者」で、私たちのためにどう犠牲になられたかを説明しました。
主の愛で愛す
ナチス占領下のフランス、ル・シャンボンで、5千に上る人命が、住民の努力で守られました。救われた人の中には多くのユダヤ人の子どもがいました。町の人たちが、故郷を追われた人たちを自宅や農場にかくまったのです。アンドレ・トロクメ牧師は、教会の人たちに「あなたたちは寄留者を愛しなさい。あなたたちもエジプトの国で寄留者であった」(申10:19)という御言葉を語り、逃げて来た人たちを助けるように促しました。それを聞いた町の人たちも、牧師の主張に共感して協力したのです。
神と共に行く
映画『クーリエ:最高機密の運び屋』は実話に基づいた話です。主人公のグレヴィルは、友人が逮捕と過酷な監禁に直面すると知ります。直ちに国外に逃れ、その人を知らないと主張すれば、自分は助かるでしょう。しかし、彼は忠実な友であることを選び、逃げずに逮捕監禁され、友と同じ過酷な状況に陥ります。しかし、両者とも相手を裏切りませんでした。やがてグレヴィルはぼろぼろの体で釈放されますが、真実な友であり続けました。
福音のためのリソース
シカゴの中心部で牧師対象の宣教会議があり、立派な会場と宿舎が準備されていました。そこに向かう途中に見た、衣食住にさえ事欠く人々の置かれた環境とは対照的です。この違いは、私たちの伝道計画に含めるべきことを明示しています。つまり、神が福音宣教のために諸教会に与えられたさまざまなものを充当すべき場所についてです。
麗しい思い出
忠犬ハチ公の物話は有名です。大正時代、ハチ公は、毎日午後3時の汽車で帰宅する主人を駅の前で待っていました。ある日、主人の上野英三郎教授は職場の東京帝国大学で講義中に脳卒中を起こして亡くなります。彼が帰らなかった日、ハチ公はしばらくその場を離れず、翌日も、翌々日も、その後10年にわたり、毎日午後3時にその場にいました。ハチ公の忠誠は多くの日本人の心を打ちました。
ライト兄弟の妹
ほとんどの人がライト兄弟を知っているでしょう。飛行機を発明、製作し、1900年代初頭、人類初の飛行に成功したウィルバーとオービルのことです。しかし、彼らの成功に欠かせない存在だった妹、キャサリン・ライトの名はあまり知られていません。彼女は実験や作業に熱中する兄たちを、静かに優しく手伝いました。兄たちの収入源でもある家業の自転車屋を切り盛りし、オービルが墜落事故で負傷した折には、彼を看護するために、教師の仕事を辞めました。そして、兄たちが名声を高めていくと、次々に発生する雑事を引き受けました。
互いを思いやる
赤信号で止まった時、若葉マークのついた前の車に「忍耐をお願いします!」というステッカーが貼ってありました。あおり運転など路上の事件を見聞きする昨今、忍耐の喚起は妙案だと思いました。