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主を求めて生きる

消息不明のタイラーの遺骨が家族のもとに届きました。弱冠22歳。薬物の過剰摂取によって死亡したようでした。タイラーは人生の選択を誤り、薬物依存に長く悩まされていました。既に薬物更生施設に入所し、回復プログラムを修了していたというのに……。ところが、衝撃の事実が発覚しました。タイラーは生きていたのです。過剰摂取で死亡したのは別の若い男性でした。タイラーは家族と再会しました。そして、亡くなった人について、「自分もああなっていたかもしれない」と言いました。

救い主が下さる宝

マイケル・スパークスはリサイクルショップで、米国独立宣言の複製品を2ドル48セント(400円以下)で購入しました。しかし、この羊皮紙の宣言書に不可解な点を見つけて専門家に鑑定してもらいました。すると、これが1820年に第6代米国大統領のジョン・クィンシー・アダムズが発注した200部のうち現存する36部の一つだと判明したのです。スパークスはそれを7千万円以上で売却しました。こんな宝を数百円ほどで入手したことに驚かされますが、私は子どもの頃、値段の付けられない、比類なき永遠の宝を一文も払わずに手にしました。

手放し、委ねる

サラはボルダリングの練習中、壁の高いところで動けなくなりました。クライミングホールドをつかんでいる指が疲れてきて、これ以上無理です。地面に叩きつけられてしまうとパニックになりかけました。しかし、安全確保の役目を担う「ビレイヤー」でもあるインストラクターが、下から大丈夫と何度も声を掛けました。サラのハーネスに結ばれたロープの端は滑車を通して彼につながれています。もし、サラが落ちても彼の体重で支える仕掛けになっているのです。彼は大声で「僕は君よりずっと重いんだ!手を放してごらん」と呼びかけました。そのとおりにすると、身体が壁から離れて安全に宙づりになりました。

心の手術

私は以前、キャロリンと激しい口論をしましたが和解しました。自分の非を認めたのです。キャロリンは、エゼキエル書の一節を用いて祈ってくれました。「わたしはお前たちに新しい心を与え、お前たちの中に新しい霊を置く。わたしはお前たちの体から石の心を取り除き、肉の心を与える」(36:26)。私は、神の愛に包まれながら、恐れや恨みを切除する心の手術を受けたように感じました。

深い淵

サン・フルットゥオーゾ修道院は、イタリア北西部沿岸の徒歩かボートでしかたどり着けないへき地にあります。そこには美しい建造物に加えて、さらなる宝が存在します。水深約15メートルにたたずむ『深淵のキリスト』です。これは1954年、世界で初めて水中に設置されたイエスの彫像で、深淵から両手を天に上げています。

すごい!

その施設に着くと、みんなが「ワァー!」と声を上げました。そこはミニストリーに携わる人たちが、休養したり、学んだり、交わったりできるようにと、ある人が財を投じて建てた施設でした。キングサイズのベッドを備えたスイートルーム、二段ベッドの寝室、最新機器を備えたキッチン、気持ちの良いダイニングエリアなどが完備されています。フルサイズの室内バスケットボールコートもあります。私たちは「すごい!」を連発しました。

神の御子

兄のスコットが、最近、父の第二次世界大戦中の従軍記録を入手したので、それを読んでみましたが、何ら驚きも衝撃もありませんでした。それは単なるデータの羅列です。無意味ではありませんが、父という人について、新しいことは何も分かりませんでした。

極め付きの驚き

映画『フィールド・オブ・ドリームス』の主人公のレイ・キンセラは、若き野球選手時代の亡き父に会います。初めて彼を見た時、レイは妻アニーにこう言います「僕は人生に疲れた父さんしか見たことがなかった。ねぇ……何て声を掛けたらいいんだ」。亡くなった大切な人の元気だった時の姿に会えるとしたら、それはどんな感じでしょう。

イエスに罪を告白する

有毒物質の存在を無視したり、隠ぺいしたりすると、悲惨なことになります。ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、全米の通信事業者は、国中に2000本以上の不用になった鉛被ケーブルを残しているといいます。有毒な鉛が、水中や土の中、頭上の電線に放置されているのです。これが劣化すると有毒物質が流出します。多くの通信業者は、暴露の危険性をかなり前から知っており、鉛の溶出による環境汚染のリスクを深刻に受け止めています。