耐久性
家の耐久性を試すために風速40メートルの人工風で実験しました。1軒目は風害対策を取っておらず、もう1軒は、屋根や床の補強をしていました。強い台風並みの風に10分間さらされて、最初の家は倒壊しましたが、次の家の被害は最小限でした。この実験は「あなたはどちらの家に住みたいですか?」と最後に問いかけています。
本当の力
米国の重量挙げ選手ポール・アンダーソンは世界一強い男と言われました。1956年のオリンピック、メルボルン大会では、39度の高熱にも負けず優勝しました。1回目と2回目は失敗し、金メダルへの唯一の望みは3回目で五輪新記録を出すことでした。そこでアンダーソンがしたことは、どんな弱者でもできることでした。自分の強さを手放し、神の強さを求めたのです。そして、3回目で187.5キロを持ち上げました。彼は「取引とかではなく、助けが必要だった」と語っています。
神の眼差し
シングルマザーのアルマは、早朝が嫌いだと言います。静けさは不安を呼び、家事をしていても、お金の心配や、子どもたちの健康や学業のことを考えてしまうと言います。夫が出て行ってから、女手ひとつでこどもを養育するのは大変だけれども、神が目を留めておられることを信じていると言います。仕事を掛け持ちする体力をくださって日々の必要を賄い、子どもたちが神の教えを毎日受け取るように導いてくださると語ります。
急ぎつつも待つ
経済学者のケインズが1930年に出版したエッセイの主題は、空いた時間の使い方です。彼は、技術と経済の発展によって、人間は100年以内に日勤3時間、週に15時間働けば十分生活できるだろうと予想しました。
暗い日々、深い祈り
人気芸能人が「暗い日々だった」とコロナ禍の中の自分を語りました。「新しい生活様式」に適応できず、不安の中で自殺願望が芽生えたと言います。負の連鎖に陥らなかったのは、信頼できる友人に悩みを打ち明けらけれたからだと語ります。
愛に根を張る
詩人サラ・ティーズデールは「五月」と題した詩で「風がライラックを揺り動かし」と詠みました。これは失恋の詩で、悲しみの描写が続きます。我が家のライラックも災難に見舞われました。花の季節が過ぎた頃、芝刈りをした人が強剪定をしたのです。私は丸坊主になった株を見て涙が出ました。花をつけず、うどん粉病にもかかって、もうダメだとあきらめていると、3年後、花が咲きました。時間が必要だったのです。私は待つだけでよかったのです。
確かな信頼という信仰
英国の成人は約12分に1回、スマホをチェックしている、という調査結果が2018年にありました。しかし、私たちがネット検索をしたり、メールやSNSの通知、電話の着信音に反応したりする頻度を考えると、これは控え目な数字でしょう。多くの人は、生活に必要な情報を提供し、予定等を管理し、人と自分を繋がらせてくれるものとしてスマホを信頼しています。
希望で嵐を突き抜ける
数名の竜巻追跡人たちが、2021年春、テキサス州で発生した竜巻とその横に現れた虹のビデオを撮影しました。その一つには、長い麦の穂が渦巻く風の力でしなり、鮮やかな虹が灰色の空に曲線を描いて竜巻に向かって伸びている様子が写っていました。道路わきに立って、ねじれたじょうごの形をした雲の脇にはっきり表れた希望のシンボルを撮影する人もいました。
神は知っておられる
リアは台湾に出稼ぎに行くことにしました。看護師の仕事が少ないマニラより家族のために稼げると思ったのです。出発前夜、5歳の娘を託す妹に教えました。「スプーン1杯のピーナッツバターをあげると、ビタミン剤を飲んでくれるから……、あの子は内気だけど、そのうち、いとこたちと遊ぶようになるわ。あの子は暗いのが怖くて……」