Category  |  神を信頼する

上を向いて

エミルは年中、下を向き、地面ばかりを見てあてもなく、とぼとぼ街を歩くホームレスでした。彼は人と目を合わせません。路上生活をする前の知り合いに気づかれると恥ずかしいですし、道に落ちている小銭やタバコの吸い殻も探しているからです。下を向いてばかりいたので、背骨がすっかり曲がってしまい、まっすぐに立つことは困難です。

決してあきらめない

ヨープ・ズートメルクはオランダで最も成功した自転車競技の選手ですが、それは彼が決してあきらめなかったからです。彼は1980年のツール・ド・フランスで優勝しましたが、その前に16回完走し、5回は準優勝でした。何という不屈の精神でしょう。

頼れないものを頼る

私の趣味はバードウォッチングです。様々な鳥が生育するガーナの森で育ったので、そこで覚えました。さて、今住んでいる町にはカラスがいるのですが、最近、ある行動に気づきました。カラスは落葉した枝に降りて休んでいましたが、頑丈な枝ではなく、乾いてもろい、すぐに折れてしまう枝ばかりに止まります。枝が折れる度に羽ばたいて移動しますが、また同じような枝に止まり、いらぬ労力を費やします。どうやらこの鳥には、頑丈な枝が安全な場所だ、という感覚は無いようです。

神を待ち望む

飛行機を乗り継ぐためにシャトルバスに乗っていると、運転手にバスを止めて待つようにと連絡が入りました。飛行機に乗り遅れるかもしれません。乗客のひとりは我慢できず、すぐに発車しなければ訴えてやると運転手に怒鳴りました。しかし、その時です。空港職員がブリーフケースを持って駆けてくると、怒っていた客に向かって、それを高々と掲げたのです。彼は嬉しそうに言いました。「お客さま、お忘れ物ですよ。先ほど、重要な会議に出るとおっしゃっていたので、きっと必要だと思いまして。」

遠く離れた場所

トリスタンダクーニャ島は、288人の住民が暮らす離島です。ここは世界で大陸から最も離れた有人の島で、南アフリカ共和国の海岸から約2,800キロも離れています。この島には空港が無いので、そこに行くには、7日間の船旅をしなければなりません。

水平線の嵐

息子のジョシュは、アラスカ州のコディアックでサーモンをとるプロの漁師です。以前、狭い水路を行く小さな船の写真を撮って送ってくれました。水平線には嵐を呼ぶ不吉な雲が湧いています。しかし虹が、その小さな船を囲むように、水路の端から端に架かっていました。

神の方法

私たちは祈っていました。3か月だけ、ふたりの子どもの里親になって欲しいと頼まれたのです。自分たちの子ども3人に、もうふたり増えるのは大変です。そんなとき、日々のデボーションに使っていた宣教師エミー・カーマイケルの本が、普段はあまり読まない民数記7章を取り上げていました。

元気を出しましょう!

野生の小鳥が好きなので、庭で餌づけを試みたことがありました。最初の数ヶ月はうまくいっていたのですが、やがてタカがここを狩猟地にしてしまいました。

主のご計画か私たちの案か

夫は18歳で洗車ビジネスを始めました。ガレージを借りて従業員を雇い、広告もしました。彼はその会社を成功させて売却し、そのお金で大学に行くつもりでした。それで、買い手が現れると大喜びで交渉したのですが、取引は結局、流れてしまいました。そしてようやく会社が売れたのは、数か月後のことでした。