聖霊が教えてくれる
フランス軍がエジプト遠征に赴いたときのことです。宿営の防備を強化しようと砂漠を掘っていた兵士が、思いがけない大発見をしました。彼は石を見つけましたが、ただの石ではなく、ロゼッタストーンでした。そこにはプトレマイオス5世が発した勅令が3つの言語で書かれていました。現在、大英博物館の所蔵品であるこの石は、19世紀最大の考古学の発見のひとつで、ヒエログリフと呼ばれる古代エジプトの象形文字の謎を解く鍵となりました。
賢く生きる
無料の生前葬。そんなサービスを始めた会社が韓国にあります。2012年から現在に至るまで、2万5千人以上が合同生前葬に参加しました。10代の若者もいれば、60代の人もいます。この人たちは、死を考えることでより良い人生を送りたいと願ったそうです。会社の担当者は「人生を振り返ることで、感謝や赦しを呼び起こし、家族や友人の絆を強めます」と語ります。
神の印影が入った命令書
アグネスは牧師と結婚し、6年間、義母(牧師の妻)を模範に、完璧な牧師夫人になろうと努めました。また、牧師夫人なのだからと、作家や画家の活動は自粛しましたが、豊かな創造性を押し殺すことで、うつになり、自殺願望が芽生えました。近所の教会の牧師が手を差し伸べ、共に祈り、毎朝、2時間は文章を書くように促しました。それは「神の印影が入った命令書」を受け取ったようだったと、彼女は語ります。「私が私であるためには、神から与えられた創造性が、流れ出す水路が必要でした」と述べています。
初心者ガイド
母の急死がきっかけで、2016年にブログを始めました。人々が自分の人生に意味を見いだして励まされるようなことをしたかったのです。そこでまず、初心者ガイドを手に入れ、ブログの基本的なことを学びました。
永遠に生きつづける
トーマス・カーライルは、19世紀初頭、哲学者のジョン・スチュアート・ミルに評論してもらうために、自著の原稿を送りました。偶発的か故意だったのかは不明ですが、なぜかその原稿は火にくべられてしまいました。唯一の原稿でした。しかし、カーライルは不屈の精神力で、再度、執筆しました。物語は彼の心に残っていたので、炎で焼き尽くされなかったのです。カーライルの不朽の名作『フランス革命史』は、こうして誕生しました。
最高の教師
娘は机に鉛筆を放りだし「わかんない」と言いました。彼女は算数の問題をしていました。教えていた私は、困ったことに、35年前に習った小数を分数に直す方法を思い出せません。分からないことは教えられないので、ふたりでオンラインの解説を見ました。
王の食卓で
獣医は、命を助けるには足を切断しなければならないと言いました。車にひかれた迷子の犬を友人が運び込んだのです。「あなたが飼い主?」と聞かれると、多額の費用と回復するまでの世話が必要だと知りつつ、「そうです」と答えました。彼女の親切のおかげで、この犬は可愛がられて暮らす未来を得ました。
人の心の必要を尊重する
新型コロナウイルスの蔓延で外出を控える人が増えましたが、私は、水泳は大丈夫だと思っていました。しかし妻は、プールでウイルスをもらって高齢の姑にうつすかもしれないと心配しました。高齢者は重症化リスクがより高いそうです。彼女は、しばらく水泳をやめてもらえないかしらと言いました。
凡庸はあり得ない
アニタは90歳の誕生日に永久に旅立ちましたが、その静けさは、彼女の人生を映すようでした。夫亡き後、子や孫たちを支え、教会の若い女性たちの友でした。特段の才能や偉業があったわけではありませんが、その深い信仰は、周りの人々に影響を与えました。私の友人は、「どうしようと思う問題がある時、頭に浮かぶのは、有名な牧師や作家の言葉ではなく、アニタなら何て言うかしらということなの」と言いました。