Category  |  信仰

難題に向き合う

トムは、後先考えず3人の自転車泥棒を追いかけました。彼らは振り返り、そして驚いたことに、自転車を投げ出して逃げて行きました。トムはほっとし、自分を褒めたい気分で、自転車を起こしました。そして振り向くと、筋骨隆々の友人ジェフが駆けつけていたのです。

神の一直線

心がざわついて眠れません。祈りましたが、神にゆだねるという境地からは程遠いものでした。「なぜ」と怒りで心が震え、仕方なく窓から夜空に目を向けると、オリオン座の三つ星が目に留まりました。澄み切った夜空に一直線に並ぶ、あの星たちです。それらが互いに何百光年も離れていることは、天文学に疎い私も知っていました。

悲しいガン

駐車場にフットボールがあるのは不思議だと思って近づくと、その灰色の固まりは一羽のガンでした。春と秋には、よく職場近くの芝生に群れていますが、この日は一羽だけ。首をくねらせ、頭を翼の下に押し込んでいました。仲間はどうしたのでしょう。とても寂しそうです。ひとりぼっちのガンはめったに見ません。ガンは群れで生活し、飛ぶ時は、V字形に隊列を組み、風の抵抗をやわらげます。この鳥は共同体で暮らすように造られているのです。

必要を満たす世界

午前2時、マダガスカル沿岸のとある村。ナディアは、浅瀬にロープを張った養殖場にナマコを「収穫」するために入ります。早起きは問題ではありません。養殖を始める前は仕事がなく、生活は大変だったそうです。しかし、「海と共に生きる」という海洋環境保護プロジェクトにかかわって、収入が増え、生活が安定しました。彼女は、このプロジェクトを神に感謝していると語ります。

再び友になる

牧師が、「神の赦しを受け取る人は前に出てください」と言いました。人々が進み出ていくと、幼い女の子が拍手をしました。母親は「すみません。悔い改めたら、また神の友だちになれるのよと話したので、娘はみなさんのお祝いをしたのです」と後で説明しました。

歌う革命

革命に必要なものは何でしょう。銃や爆弾、ゲリラ行為でしょうか。エストニアでは歌でした。ソ連に併合されて数十年。愛国心をかき立てる国歌、聖歌、民謡などを歌う運動が1980年代後半に起こり、そこから生まれた「歌う革命」は、1991年の独立に貢献しました。「これは暴力的な占領をくつがえす非暴力革命だった。…しかし、エストニア人にとって歌うことは、50年にわたるソビエトの統治に耐えている間も、自分たちをひとつにする力だった」とネット上に書かれています。

気象予報士の間違い

若い予報官のチャールズ・ピアスは、ふたつの前線の影響でハリケーンはニューイングランドまで北上すると1938年9月21日の正午の会議で警告しましたが、上司たちは一蹴しました。熱帯低気圧はそれほど北上しないからです。しかし、2時間後、ロングアイランドで地滑りが発生。ハリケーンは午後4時にはニューイングランドに到達していました。船は座礁し、家は破壊されて海に飛ばされ、600人以上が亡くなりました。確かなデータと詳細な気象図に基づいたピアスの警告が公表されていればと悔やまれます。

愛に支えられる

デビーはお掃除サービスの会社の経営者で、いつも電話セールスをして新規の顧客を開拓していました。ところがある時、「がんで治療中なので、経済的に余裕がないのよ」と断られ、即座に、がんで闘病中の人を放っておくわけにはいかないと思いました。そして、無料のサービスを提供しようと考えて、2005年にNPO法人を立ち上げました。企業から寄付を募って、がんで闘病中の女性たちの家を無料で掃除してあげるのです。ある女性は、きれいに掃除された部屋に戻ると力が湧いてきて「がんなんかに負けないと初めて心から思えた」と語りました。

最強の救い主

ニューヨークの教会で緊急支援に携わるジョーは、職場を8週間離れましたが、休暇ではありません。再度ホームレスになり、彼らの飢えや疲れ、人に無視される気持ちを思い出すためだったと言います。最初の路上生活は、ピッツバーグからやって来て、仕事も住居も無い時でした。食事も睡眠もままならず、13日間を路上で過ごしました。神はこうして、何十年も困窮者に仕える働き人の下地を作られました。