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リンカーンのポケット

フォード劇場で狙撃された1865年のあの夜、アメリカ大統領アブラハム・リンカーンのポケットには、ふたつの眼鏡とレンズ拭き、折りたたみナイフ、懐中時計袋、ハンカチ、皮財布(中に南軍の5ドル紙幣が一枚)、そして新聞の切り抜きが8枚入っていました。その中のいくつかは、彼の政治を称賛するものでした。

なぜ南軍の紙幣を持っていたのかは分かりませんが、自分を評価する新聞記事を持っていた理由は明白です。誰もが励まされたいのです。リンカーンのような偉大な指導者も例外ではありません。悲劇の直前、それらを妻に読み聞かせていたかもしれません。

皆、自信がありそうに見えて、そうでもありません。ちょっとしたことで、自信はすぐに揺らぎます。だから、誰もが励まされたいのです。

みんなが「隣人を喜ばせ、その徳を高め、その人の益となるようにすべき」(ロマ15:2)という神の命令を守ったらどうでしょう。「たましいに甘く、骨を健やかにする」発言だけをすると決めたらどうでしょう(箴16:24)。このような言葉を書いて、友人同士で送り合ったらどうでしょう。私たちは、それを何度も読み返すために、ポケットに忍ばせたり、スマホに保存したりするかもしれません。このような生き方は、ご自分を喜ばせることをなさらなかったイエスの生き方に倣うものです(ロマ15:3)。

支配できるという幻想

エレン・ランガーは1975年「支配できるという幻想」という研究結果を発表しました。人は自分の人生の重要事項をどれぐらい思い通りにできるかをリサーチし、ほぼ何もできないことを明らかにしました。

賜物を喜び祝おう

重厚な音楽が鳴り響く教会堂のステージ。色覚異常のある画家ランス・ブラウンが、会衆を背に、筆を黒インクに浸して、白いキャンバスに十字架を描きました。そして、筆と手で、キリストの十字架の死と復活を物語っていきました。次に、黒い絵の具で大部分を塗りつぶし、白と青の絵の具で抽象画を仕上げます。全行程は6分弱。最後に、彼が絵を持ち上げて、上下を逆さにすると、慈愛に満ちたイエスの顔が現れました。

「しかし、…」

私たちは、2017年、ハリケーン・ハービーの被災地ヒューストンで復興ボランティアをしました。現地の人の励ましになればと願っていましたが、被害を受けた家や教会に被災者とともに立つと、信仰が試されているように感じ、また、強められもしました。

励ましの力

ベンジャミン・ウエスト(1738-1820)は、子どもの頃、姉の絵を描きましたが、お世辞にも上手いとは言えませんでした。しかし、母は彼にキスをして大いに褒めました。後に、そのキスが自分を画家にしたと語っています。認められると力が出ます。ウエストは米国を代表する偉大な画家になりました。

不滅の愛

裏庭の小川を最初に見たのは暑い夏の日でした。岩地の上にチョロチョロと水が流れているだけです。重めの厚板を渡せば、橋の役目を十分に果たしました。しかし数ヶ月後、私たちの町に数日間、大雨が降りました。その小川は、深さ1メートル、幅3メートルほどの激流になり、橋にしていた厚板を押し動かしてしまいました。

持ち場に復帰

彼女は昔、親に暴言を放ちました。それが最後の会話になるとは知る由もなかったのです。後悔に苛まれ、何年もカウンセリングに通いましたが、未だ自分を赦すことができません。後悔の無い人はいません。しかし聖書は後悔に捕らわれない道を示しています。ダビデの例を見てみましょう。

求められている

ロンとナンシーの夫婦関係は破綻寸前でした。不倫したナンシーは、神の前に罪を認めましたが、みこころに従い夫に謝罪するには葛藤がありました。しかし事実を打ち明けると、ロンは離婚ではなく、悔い改めたことを証明し信頼を取り戻させて欲しいと、やり直すチャンスをくれました。神はふたりの結婚生活を奇跡的に守られました。

ゴミから宝へ

ごみ収集人ホセ・アルベルト・グティエレスの質素な家は、コロンビアの首都ボゴタにあるスラム街の険しい坂の上にあります。そこは2万5千冊を所蔵する無料図書館でもあります。彼は貧しい子どもたちのためにゴミの中から本を拾い集めました。週末、この家は子どもたちで大混雑です。彼らは、ぎっしり本のつまった部屋を回りながら、ホセおじさんの家は、宝の箱だと感じるのです。