Category  |  信仰

終わりからの見方

儲かっていたリチャード・ルミューの出版社は、その一年後に倒産してしまいました。彼はまもなく財産を失い、うつになりました。ついには、アルコールに溺れ、家族も去っていきました。最悪のときは、ホームレスで心身ともに衰弱し、極貧状態だったといいます。この時期に、彼は神を求めました。その後、彼は立ち直り、自分の学んだことを一冊の本にまとめました。

注意深い歩み

ジャマイカで一番好きな場所は、オチョ・リオス近くのダンズ・リバー・フォールという美しい滝です。この滝は渓流瀑(けいりゅうばく)で、大量の水が傾斜のある岩の上を滑るように流れ落ち、カリブ海に至ります。アウトドア好きな旅行者は、ここで滝登りができます。水に浸食されて丸くなった岩を上っていく、爽快な体験です。鋭い傾斜、流れ落ちる水、滑りやすい岩肌というコンディションには危険が伴うので、彼らの足取りはゆっくりです。

カンガルーとエミュー

オーストラリア固有の動物であるカンガルーとエミューには、後ろに進むことは滅多に無いという共通点があります。カンガルーの体形と長い尾は前に飛び跳ねるためには好都合ですが、後ろに下がろうとするなら大変です。エミューは力強い足で速く走れますが、その膝の関節の構造は後ずさりに向いていません。そういうわけで、この二種類の動物は、常に前進していくことを表す象徴として、オーストラリアの国の紋章に描かれています。

雪のように白く

息子を車で学校に迎えに行って帰る途中、雪が降り出しました。白く綿花のようにふわふわした雪が、どんどん落ちてきます。車の流れは悪くなり、結局、渋滞になって身動きがとれなくなりました。車の中から見ていると、景色が変わっていきます。建物の尖った輪郭は、少しずつ丸みを帯びていき、黒い土の表面や沿道の木々、周りの車は雪化粧をしていきました。

盗まれた宝物

トールキンの『ホビットの冒険』は、盗まれた宝物を奪回するために、小人たちが「スマウグ」という獰猛(どうもう)な竜に立ち向かうという話です。恐ろしく危険なミッションであるにもかかわらず、小人の副司令官バーリンはリーダー「トーリン」に対する絶大な信頼を「彼こそが私が従うことのできる人、王と呼ぶことのできる人」と言い表しました。リーダーに対する信頼が、この任務にすべてをささげようという堅い決意を生み出しました。

大暴落

世界大恐慌から何年も経っていましたが、米国の株式市場は投資家の信頼を回復できずに苦闘していました。そんな1952年のことです。ハリー・マーコビッツは、異なった業種や銘柄の株式に分散投資するように投資家たちに提案しました。彼はポートフォリオ選択論を打ち出して、株式市場の不安定な時期に投資家を助けました。マーコビッツは、この理論の功績において、他の2名とともに1990年にノーベル経済学賞を受賞しました。

祝福された健忘症

私の書斎は1階にありますが、2階の部屋にたびたび上がっていき、あれこれと用事をします。ところが困ったことに、2階に行くやいなや、何をしに行こうとしていたのか忘れてしまうことがあります。研究者ガブリエル・ラドヴァンスキーは、この現象についての仮説を立てました。戸口は出来事の境界線だというのです。

ふさわしい名前

東南アジアにインドネシアという国があります。インドネシアという国名はふたつのギリシア語の単語を合わせたもので「島」を意味します。インドネシアは190万平方キロメートルの領域に1万7千500の島が点在している島国なので、まったくもってふさわしい国名です。

身に余る

調子はどうですかと聞かれたので、「身に余るほど良くしてもらっている」と答えたところ、ある親切な人が「身に余るなんて、そんなことはないよ」と言ってくれました。それで私は、その真意を伝えました。自分の身の丈に合ったものを受ける、というのならば、私が受けるべきものは当然、神のさばきだからです。