大切な時
救急車の扉が閉まりかけている時、薄れていく意識の中で、車外で妻に電話をしている息子の名前を呼びました。息子によれば、私は「ママに愛していると伝えて」とゆっくり言ったそうです。
野の花のように咲く
生後2か月の孫は、見る度に少しずつ成長しています。最近、彼をあやしていると、私をじっと見て、にっこりしました。突然、私の目が涙で溢れました。ずっと昔、我が子が初めて笑ったときの喜びが、よみがえってきたからかもしれません。ずいぶん前のことですが、つい昨日のことのように感じます。人生には言葉では説明できない瞬間があるものです。
創造の喜び
カリフォルニア州バハ近くの沖合、水深約1,200メートルの深海で、潮流に乗って踊る珍しいクラゲが撮影されました。それは暗黒の海を背景に、青、紫、ピンクの蛍光色で光り、触手は傘の動きに合わせて、優雅に動いています。ナショナルジオグラフィックのビデオでこのクラゲを見て、神はなぜ、この柔らかい生き物をこんなに美しく造られたのだろうと思いました。2017年10月の時点で、2,000種ほどのクラゲが見つかっているといいます。
友情のしるし
ガーナで過ごした少年時代、人混みでは父と手をつないでいました。私にとって父は友でもありました。私の国の文化では、手をつなぐことは友情のしるしだからです。私たちは歩きながら様々なことを語り合いました。寂しい時は、いつも父に慰められました。この関係は私の宝物でした。
希望を取り戻す
太陽は東から昇るか、空は青いか、海水はしょっぱいか、コバルトの原子量は58.9か…。最後の答えは、科学オタクか雑学が趣味の人しか分からないでしょうが、他のものは、聞くまでもありません。こんな質問には、何らかの皮肉が込められていることが普通です。
今、おられますか
妻が難病にかかった時、イエスを信じる信仰による平安を手にして欲しいと思い、マイケルは福音を語りましたが、彼女は関心を示しませんでした。ある日、通りがかりの本屋で「神さま、今、おられますか」という本に目が留まりました。妻がどう思うだろうとさんざん迷いましたが、結局買って贈ると、驚いたことに、妻は受け取ってくれました。
決して滅びない
南仏で友人と休暇中のチャーチル元首相は、暖炉にあたりながら音を立てて燃える薪を見ていました。オズ・ギネスの著書「召し」によれば、チャーチルはその時「薪がうめいている。滅びゆくとはどういうことか、私には分かる」と言ったそうです。
心の平安
アメリカンフットボールのプロ選手だったジェリー・クラマーは、現役を引退してから45年間、最高の栄誉である殿堂入りを果たせずにいました。その他の数々の栄誉には浴しているのに、これだけは願いがかないません。ノミネートは10回を数えました。クラマーは、度重なる失望にもかかわらず、品位を感じさせる謙遜な態度で「ナショナル・ フットボール・リーグは、私の人生に多くのものを与えてくれました。ですから、自分がもらえないものを取り上げて、憤慨したり怒ったりするのは愚かなことです」と言いました。
暗い谷を歩む
ハエ・ウー(仮名)は、国境を越えて北朝鮮を脱出しようとして捕まり、収容所に送られました。残忍な守衛、昼夜を問わない拷問、過酷な労働、ネズミやノミが巣くう冷たい床で、十分に眠ることもできません。しかし、神は毎日助けてくださいました。どの囚人と仲良くして、イエスを伝えるかについても導いてくださいました。