王族
米国メリーランド州のロックビルに住むジェイ・スパイツのDNA鑑定は、予想だにしない方向に展開しました。何と彼は、西アフリカのベナンの王子だったのです。まもなくジェイは、その国を訪ねました。飛行機から降り立つと、王族があいさつに来ていました。そして、横断幕に歌や踊り、パレードなどで、盛大に迎えてくれました。
主にあって真実を語る
交通違反をうそで切り抜けている人がいました。彼は「別れた彼女に無断で車を持っていかれた」という作り話を複数の違反で語っていたのです。軽微な違反でも繰り返しうそをついたことで、ついには悪質な反復行為とみなされ、道路交通法違反と偽証罪で起訴されました。仕事でも不法行為をして、何度も懲戒処分を受けていました。この人にとって、うそは抜けない癖になっていました。
イエスに献身した形跡
カリフォルニアの大学の科学者たちが、携帯電話利用者たちのスワブ検査(綿棒で採取した検体の分子検査)を行い、どんなことが解明できるかを探りました。すると、さまざまなことが判明しました。例えば、被験者が、どんなせっけん、ローション、シャンプー、化粧品を使用したか、食べ物、飲み物、薬の摂取、さらには、着ていた服の種類などです。それらは全て、個々の被験者の生活スタイルを示す形跡です。
正しい焦点
カーは教会のスモールグループの一員です。私たちは週1度会い、神について学んだことを互いに分かち合っています。彼と知り合って、1年以上経ちますが、ある夜のミーティングで、オリンピックに出場したことがあると言いました。あまりにもさらっと言ったので、ほとんど気にも留めませんでした。しかし、何と彼は、銅メダルをかけて戦ったオリンピック選手だったのです。これまで黙っていたなんて、信じられないことでした。彼にとって、その業績は特別な思い出でしたが、自分のアイデンティティの在りかは、家族、友人たち、信仰であり、そちらの方がずっと重要でした。
イエスにある新たな自分
息子は「私は以前の私ではありません。新しい人です」と学校の講演で語りました。彼は神に変えられました。薬物常用者だったので、以前は自分を落後者だと思っていました。しかし今は、神の子どもだと認識しています。
神にゆだねる
神は自助の人を助けない、ご自分を信じて頼る人を助けてくださる。俳優のジョナサン・ルーミーは、2018年5月、そう悟りました。彼は8年間ロサンゼルスで暮らし、破産寸前でした。毎日食べるのがやっとで、仕事のあてもありません。途方に暮れ、思いの丈を神にぶつけ、俳優のキャリアを神にささげました。「私は文字通り、『ゆだねます』『ゆだねます』と何度も祈りました」と述べています。その日の午後、自宅のポストに4枚の小切手が届きました。そして3カ月後。福音書をもとに制作され、好評を博したテレビドラマシリーズThe Chosen(選ばれし者)のイエス役に抜てきされたのです。
私は何者?
キゾンボはたき火を見つめ、自分の人生を考えました。「大したことは何もしていない」。密林奥の故郷に帰り、父が創立した学校で働いていました。同時に、2度の内戦を生き抜いた父の人生を記そうとしていましたが、それは大それたことのように思えました。
スローファッションの恵み
ファストファッションは、低価格で大量生産、大量消費される服のブランドのことです。それらの商品は、店頭に並ぶや否や流行遅れになり、毎年大量の商品を廃棄する企業もあるといいます。一方、それに対抗する#スローファッションという動きがあります。
秘められた傑作
台湾の国立故宮博物院は世界屈指の中国美術の収蔵を誇ります。作家のアーサー・C・ブルックスは、そこで「まだ着手されていない作品と聞いて、何を想像しますか」とガイドに尋ねられたと『アトランティック』誌に書いています。「真っさらなキャンバスかな」と答えると、「別の見方も可能です。傑作はすでに存在していて、芸術家の仕事はそれを表出させることかもしれません」と言われました。