希望を捨てない
がんと診断され、医者に身辺整理を促された友人が電話をしてきて、夫と幼い子どもたちが心配だと泣いていました。私は共通の友人たちに連絡し、ともに祈りました。その後、セカンドオピニオンを求めた医師に、あきらめるなと励まされたと知り喜びました。彼のチームが全力を尽くすと約束してくれたのです。その後、彼女は体調のアップダウンに振り回されず、神を見上げ、決してあきらめませんでした。
変わらない
最近、私たち夫婦は、同窓会のためにカリフォルニア州のサンタ・ バーバラに行きました。35年前、私たちが恋に落ち、素晴らしい日々を過ごした街です。思い出の場所も訪ねようと、当時、お気に入り だったレストランに行ってみると、全く別の店になっていて、地域の人々に40年も親しまれたと告げる鉄の記念版があるだけでした。私は当時の面影の残る路地を見つめました。かつては、カラフルなパラソルやテーブルが並んでいたのです。
大いなること
ベルリンの壁が崩壊したというニュースに世界中が驚きました。1989年11月9日、ベルリン市を二分していた壁が崩れ、28年間分断されていた街がひとつになりました。ドイツの人々はもとより、世界中の人たちが興奮しました。それは大いなる出来事でした。
おおいを取り除く
マリー・アン・フランコの人生は、交通事故で一変しました。命は助かったものの全盲になり、暗闇しか見えなくなりました。21年後、彼女は転倒してけがをし手術を受けました。目とは無関係でしたが、麻酔から目覚めると、視力が奇跡的に戻っていました。フランコは20年以上経って、娘の姿を再び見ることができたのです。神経外科医は医学的には説明できないと言いました。生涯続くと思われた闇が、今や、美と光に変わりました。
何もかも失ったとき
半年でジェラルドの人生は激変しました。経済危機で事業と財産を失い、息子を事故で亡くしました。母はショックから心臓発作で死亡、妻はうつ病になり、ふたりの娘たちは深く傷つきました。「わが神、わが神。どうして、私をお見捨てになったのですか」(詩22:1)というみことばを繰り返すほか、何もできませんでした。
希望を取り戻す
太陽は東から昇るか、空は青いか、海水はしょっぱいか、コバルトの原子量は58.9か…。最後の答えは、科学オタクか雑学が趣味の人しか分からないでしょうが、他のものは、聞くまでもありません。こんな質問には、何らかの皮肉が込められていることが普通です。
今、おられますか
妻が難病にかかった時、イエスを信じる信仰による平安を手にして欲しいと思い、マイケルは福音を語りましたが、彼女は関心を示しませんでした。ある日、通りがかりの本屋で「神さま、今、おられますか」という本に目が留まりました。妻がどう思うだろうとさんざん迷いましたが、結局買って贈ると、驚いたことに、妻は受け取ってくれました。
天を裂いて
信仰を捨てたと友人が言いました。「何もしていそうにない神を信じられない」という理由でした。世の中の暴力や、自分自身の苦悩を通して、多くの人がやり場の無い疑問に苦しんでいます。私の友人の苦悩は、神が行動されることを、彼女がどれほど望んでいたかを表しています。それはまた、私たちの願いでもあるのです。
夜の歌
パーキンソン病に心身をむしばまれていく中、父は自分らしく生きることを渇望しました。心の平安を慕い求めながら、うつ症状に苦しめられました。愛を実感できなくて、孤独感にさいなまれることが多々ありました。しかし、大好きな詩篇42篇のみことばを読むと、孤独感が薄れました。