Category  |  人に対する愛

恐れに負けない愛

今は亡き英国のダイアナ妃が、笑みを浮かべて無名の男性と握手している姿が忘れられません。それは一見平凡な写真でしたが、背景には驚くべき物語がありました。

イエスのために咲く

アムステルダムに旅行した娘のお土産はチューリップの球根でした。私は大喜びを装いましたが、実はチューリップが好きではありません。咲くとすぐにしおれるし、7月は暑すぎて植えるわけにはいきません。

勇敢な愛

彼らは4人の従軍牧師でした。輸送艦ドーチェスターは、第二次大戦中の1943年2月の寒い夜、グリーンランド沖で魚雷を受け、沈没しかかっていました。4人は慌てふためく兵士たちに全力で仕えました。生存者によれば、救命ボートに殺到する兵士たちに、勇気を説いていたそうです。救命胴衣が足りなくなると、自分たちのものを若い兵士に与えました。自らは死ぬ覚悟で、若い兵士を助けたのです。生存者のひとりは「見たことのない高貴な光景だった」と述べています。彼らはともに沈みゆく兵士たちを勇気づけようと、腕を組み、大声で祈りました。

できることをした

スーパーのレジ係が、袋入りのカップケーキ、誕生日カード、ポテトチップスをスキャンして合計額を告げました。すると女性の顔が曇りました。引詰め髪のおくれ毛が疲れた顔にかかり、幼い子が母親の気を引こうと隣でぐずっていました。彼女は「すみません、何か返しますね。この子の誕生祝いのためだったんですが…」と、悲しそうにため息をつきました。

普通はやらないこと

マイク・バードンは、自分の店で15年間、扇動的な集会をしていました。しかし、2012年、その運動に妻が疑問を持つようになり、彼の心も変化しました。そして人種差別が間違っていることを理解し、運動から足を洗おうとしました。すると、その集会の参加者たちが属す好戦的な団体に報復され、家を追い出されてしまいました。

重荷を分かち合う

中学校教師のカレンは、生徒たちにある活動をさせます。各々が心に負う悲しみや悩みを匿名で書き、それを皆でシェアして、互いの辛さを理解するのです。生徒たちはしばしば、同情の涙を流します。この試みは、思いやりと共感力を喚起し、クラスに互いを尊敬する雰囲気が醸成されます。

最も小さい者に仕える

彼の名はスペンサーですが、皆はスペンスと呼びます。高校時代は陸上競技の花形選手で、全額給付の奨学金を得て一流大学で学び、現在は化学工学の分野で成功しています。しかし、自分の偉業について聞かれると、それらには一切言及せず、ニカラグアの貧困地区に設立した教育プログラムについて語ります。今も現地に通ってその運営にかかわっていると言い、この人たちに仕えることで、どれほど自分の人生が充実しているか、熱く語るのです。

愛ゆえに抑制する

サモアのラグビー選手の腕には普通、タトゥーがあります。サモアでは、共同体に対する責任を表すために少年に刺青をするからです。しかし、日本での試合にあたり、人々の心情に配慮して、タトゥーを長袖で隠すことにしました。チームのキャプテンは「日本の風習に敬意を払い、配慮したいと思います。受け入れられる姿で外出します」と述べました。

お世話になった

ラジオ番組のリスナーが番組に電話をして、手術をした妻が退院したと語り、「その間、教会の人たちに本当にお世話になりました」と言いました。私はこの発言に深く感動して、キリスト者が互いの世話をすることの大切さと必要性を再確認しました。キリスト者が互いを思いやって助け合う姿は、人を変革する福音の力を示す最も良い方法です。