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祈りによって愛す

ジョンは厄介な人でした。怒りっぽくて、要求が多く、横柄な態度が目立ちました。教会スタッフの仕事ぶりにケチをつけ、人に奉仕していないと文句ばかり言います。正直、好きになれない人でした。

不屈のピザ

イブラヒムは12歳の時、西アフリカからイタリアに移住しました。イタリア語は一言も知らず、吃音(きつおん)に苦しみ、移民排斥のいやがらせも受けました。しかし、くじけずに頑張り、20代でピザ屋を開きました。トレント市のその店は、世界のピザ屋トップ50の一つになり、懐疑的な人々を納得させました。

御子の光が反射する

不仲で疎遠だった母が、やっと会うと言ったのですが、そこは自宅から1時間以上もかかる場所でした。その上、そこに着くと、母はすでに帰っていました。私は怒ってハガキを書きましたが、神が「優しく」と促しておられる気がして書き直しました。すると、それを読んだ母が電話をかけてきて「あなた、変わったわね」と言いました。そしてイエスについて尋ねたのです。やがて母は、イエスを救い主として心に招きました。

神の御翼の下に

アパートの近くの池にはカナダガンの親子がいます。ひな鳥はふわふわでかわいいので、散歩やジョギングの時に見たくなります。しかし、視線を合わせず、広く自由な空間をあげなければならないと知りました。さもなくば、私を脅威と疑った親鳥が、ひなを守ろうと威嚇しながら追いかけてくるかもしれないからです。

スマホで寛大さを示す

出前が時間通りに来なければ、星一つの評価をスマホで付けられます。店員の態度がイマイチならば、批判的なコメントが書けます。スマホはショッピングや交友関係の維持を手伝ってくれますが、同時に、相手を公然と評価する力を私たちに与えました。これはある意味問題です。

3人の王

英国王ジョージ3世は、ミュージカル「ハミルトン」の中で、狂った悪役として滑稽に描かれています。しかし、新しい伝記によれば、そのような暴君ではなかったようです。彼が残虐な独裁者だったなら、苛烈な焦土作戦で米国の独立を阻止したはずです。しかし、「進歩的で温厚」な気質だったので、そうはしませんでした。彼は後悔したかもしれません。もっと厳しくしておけばうまくいったかもしれなかったのにと。

入口は一つ

近所の食堂は人種差別的な風習に染まっていました。1950年代後半から1960年代のことです。コックのメアリーや洗い場担当の私など、キッチンスタッフは黒人でした。店内で飲食できるのは白人だけで、黒人の客は食べ物を注文した後、それを勝手口で受け取らなければなりません。このような規則は、その時代の不平等を助長していました。あの当時から状況はずいぶん改善されましたが、神の似姿に創造された人同士として両者が人間関係を築いていくためには、まだまだ前進が必要です。

落胆するな

私には母のドロシーが健康だった記憶がありません。1型糖尿病のために長年、血糖値が不安定でした。合併症で腎臓を患い、生涯、透析が必要になりました。神経障害と骨折で車椅子生活を余儀なくされ、視力も失いつつありました。

主のために使う

裁縫の殿堂という栄誉を聞いたことがありますか。2001年に設立され、「裁縫の教育と製品開発に新風を吹き込む革新的な貢献をすることで、家庭の針仕事とそれに関する産業に多大な影響を与えた」人々を表彰します。マーサ・プーレンは、2005年に殿堂入りしましたが、自分の強さ、ひらめき、祝福の源泉について公然と語るので「箴言31章の女性」と称されました。