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大きなふるい

ロバート・コールズは、著書『ボランティアという生き方』で、人に仕える理由を探っています。年配のスクールバスの運転手は、日々の送迎の中で、勉強の質問をしたり、良い点数をほめたりと、生徒たちのケアをしていました。「この子たちに成功してほしいの」と語りましたが、別の理由もあるようでした。

与えられるよう成長する

プレゼントをあげるよと2歳の孫が言いました。箱の中身は、彼のお気に入りのキャラクターのクリスマス飾りです。彼はその晩、私のプレゼントでずっと遊んでいました。それを笑顔でながめていると、昔の思い出がよみがえりました。

父の祝福

最近、父親と良い関係を持てなかった教会の人たちから、父親の愛を代弁して彼らを祝福して欲しいと頼まれました。優しく温かく接することができなかったり、過剰な期待を押し付けたりして傷つけてし まったことを子どもたちに詫び、喜びと称賛、豊かな愛を宣言するのです。私は、彼らを祝福しながら涙が出ました。自分自身が今でも、そのような言葉が必要であり、私の子どもたちも同様だと気づきました。

負債の免除

カリフォルニア州のロサンゼルス郡が、犯罪者の収監費用を、その親に課すことを辞めたのは、2009年のことです。しかし、法令が変わった時点で未払いだった分については、まだ支払う義務がありました。しかし2018年、その義務も免除されました。

天からの贈り物

こんな昔話があります。ニコラスという人が、貧しい父親について耳にしました。3人の娘たちに十分食べさせることも、婚礼の準備もできません。そこで、秘密裏に助けようと、金の入った袋を窓から投げ入れました。するとそれは、靴や靴下を乾かしていた暖炉の床に落ちました。その人は聖ニコラス(紀元270年生まれ)と呼ばれます。後のサンタクロースのモデルです。

意識して親切にした

ジェシカが子どもを連れて飛行機に乗ると、3歳の娘がぐずり、お腹の減った赤ん坊も泣き出しました。隣席の人が赤ん坊を抱いていましょうと言ってくれ、娘のシートベルトを閉めることができました。彼は自分が若い父親だった頃を思い出していたのでしょうか。赤ん坊にミルクをあげている間、娘と塗り絵をしてくれました。乗継便に搭乗したときも、必要なら声をかけてと言ってくれました。

危険物

サイレンの音が段々と近づき、トラックが耳をつんざく音を立て猛スピードで通り過ぎました。車のフロントガラスから点滅灯に照らされた「危険物処理」の文字が見えました。後からニュースで化学薬品工場の貯蔵タンクから硫酸が漏れ出たと知りました。大惨事になりかねない緊急事態だったのです。

神にかかわる会話

バーナグループの2018年の調査によると、大半のアメリカ人は神について話したがらないと分かりました。信仰にかかわる会話が日常的にあると答えた人は、回答者の7パーセントだけでした。教会に行っている人もほぼ同じで、週に一度ぐらいはするという人でさえ13パーセントでした。

よそ者を愛す

家族のひとりが他の宗教に改宗した後、イエスに立ち返るように諭しなさいと言われましたが、まずは、イエスのように彼女を愛することだと思いました。しかし、いっしょに外出すると、彼女の「外国風」の服装に顔をしかめたり「国へ帰れ」と暴言を吐いたりする人さえいます。ここが彼女の国なのに。