Category  |  人間関係

光の中で生きる

暗い朝でした。はがね色の雲が低く垂れ込め、部屋は薄暗かったので、明かりをつけて本を読み出しました。しかし、ちょうどその時、突然部屋が明るくなりました。外を見ると、風が東に雲を押しやって、切れ間から太陽がのぞいていました。空の様子をもっと見ようと窓に近づくと、「やみが消え去り、まことの光がすでに輝いているからです」(Ⅰヨハ2:8)という聖書の一節が心に浮かびました。

傷ついた

チャールズ・ロゥエリーは友人に、腰が痛いと言いました。同情してもらいたかったのです。ところが友人は、「君の問題は、腰じゃなくてお腹だ。お腹が大きすぎて、腰に負担がかかっているんだ」と正直に言ったのです。ロゥエリーは、腹を立てる誘惑に打ち勝って減量に励んだと、雑誌のコラムで語っています。体重が減ると腰の痛みも消えました。彼は、「あからさまに責めるのは、ひそかに愛するのにまさる。愛する者が傷つけるほうが真実である」という箴言27章5、6節のみことばを受け止めたのです。

美しい調和

大型の肉食動物3頭が、互いに寄り添ったり、一緒に遊んだりというのは、非常にまれな光景です。ところが、ジョージア州のノアの箱舟動物園では、それが毎日見られます。何か月も世話をされず、虐待されていたライオン、ベンガルトラ、黒クマの3頭が2001年、この動物園に保護されました。そのとき3頭を別々に飼うこともできたのですが、「家族のようにやって来たから」との理由で、一緒にしておくことにしたそうです。虐待されているときも、互いの存在が慰めだったようです。この3頭は別々の動物であるにもかかわらず、今でも仲良く暮らしています。

クリスマスの光

毎年、クリスマスの季節になると、シンガポールの観光名所、オーチャード・ロードは、光と色彩のワンダーランドに変わります。このライトアップの目的は、大勢の観光客に来てもらって、沿道の店でお金を使ってもらうことです。楽しい雰囲気、クリスマス・キャロルの歌声、大道芸などを目当てに、多くの人がやって来ます。

聞くだけの人と行動する人

夜中、牧師をしている夫に電話がありました。一人暮らしの教会員が病院に搬送されたと言います。彼女は70歳代で、祈りの戦士でした。病気は重篤で、何も喉を通らず、歩くことも、目を開くこともできません。私たちは生死の淵をさまよう姉妹のために、神のあわれみと助けを祈りました。気がかりなのは、彼女の看病です。教会の人たちは即座に行動し、24時間体制のスケジュールを組んで交代で世話をしました。そればかりか、他の患者や見舞客、病院のスタッフにもキリストの愛を行動で示しました。

素晴らしい

ふたりの少女がいます。ひとりは健康で丈夫、もうひとりは車椅子に乗っていて、誰もが経験する人生の悩みだけでなく、身体の痛みや困難と戦っています。ところが、このふたりは大の仲良しです。一緒にいるのが楽しく、ニコニコ笑っています。ふたりは素晴らしい少女たちで、互いのことを大切な友だちだと思っています。

国境なき愛

中国で義和団の乱があった1900年、太原市(タイユアン市)の家に閉じ込められた宣教師たちは、助かる望みがあるとしたら、それは彼らの命を狙う群衆の中を突破することだけだと腹をくくりました。そして、武器を片手に何とか脱出しましたが、エディス・クームズは、ふたりの中国人学生が負傷して逃げられなかったことに気づき、危険を冒して引き返しました。彼女は、ひとりを救出しましたが、ふたり目を助けようとしたところで見つかり、殺されてしまいました。同じ頃、忻州(シンチョウ)の宣教師たちは、中国人伝道師、何全奎(カ・ゼンケイ)に伴われて田舎に逃げ、隠れていました。しかし何は、宣教師たちの脱出路を偵察中に捕まり、隠れ家を教えなかったために殺されました。このふたりは、文化や国籍を超えて友を愛しました。彼らの自己犠牲は、それ以上に大きなイエスの愛と自己犠牲を、私たちに示しています。

見せかけ

ケリーは良い人であろうと一生懸命です。彼女はいつも明るく元気です。そうすれば、みんなが喜びに満ちた態度を見て、褒めてくれるからです。また、地域の人々に親切にしているので、それを褒める人もいます。しかしケリーは、自分は神を愛しているけれど、自分の行為が見せかけのように感じることがあると言います。良い人でいようと頑張る姿の裏には、自分に対する自信の無さがあり、今までのように続けていくことに疲れを感じると告白します。

パン

私はメキシコの小さな町に住んでいますが、ここでは毎日、朝と夕方にパン売りの独特な呼び声が聞こえます。パン売りは大きなかごを自転車に乗せて、焼きたての菓子パンや塩パンなどを売りに来ます。都会に住んでいたときは、自分でベーカリーに行って買わなければならなかったので、今、焼きたてパンが家の戸口で買えるのは、とてもうれしいです。