Category  |  イエスを証する

大切な信仰

洋裁好きの友人には、いつも服を仕立ててくれた祖母がいました。子どもの頃、ミシンの音を聞くと、祖母が何を作ってくれるのかしらとワクワクしたと言います。今、母になった彼女は、洋裁を楽しみ、娘にもそうなって欲しいと願っています。娘はまだ5歳ですが、興味を持たせるために、生地の店に行くときは一緒に連れていきます。技術や商売、または信仰を、代々伝えていくことは当たり前という文化もあります。

わたしについて来なさい

そのフィットネスクラブは、20キロ以上の減量と生活改善を目標にする人たちだけが入会できます。メンバーのひとりは、以前のクラブでは痩せて健康的な人たちが、そうは見えない自分をじろじろ見て軽蔑されているように感じたと言いました。今では週5日ここに通い、温かく励ましてもらって健康的に減量しているそうです。

つまらない作業の目的

大英博物館に、小さな金属の玉を転がして時を刻む時計があります。この玉は、傾いた鉄製の板に削られた溝を進み、反対側にあるレバーに当たります。すると、傾斜が逆になって玉を戻しますが、そのとき、時計の針を先に進めます。この金属の玉は、毎年、4千キロメートルを移動しますが、ゴールはありません。同じところで、同じことを繰り返します。これを見て、はっとしました。無目的に同じことを繰り返す行為が生気を奪っていくと、すごくよく分かったのです。

物語の全貌

なぜイエスさまは十字架で死なれたのかと、5歳の孫のダラスが質問したので、私は罪のことや、イエスが自ら犠牲になってくださったことを説明しました。すると、彼は走っていって遊び出しましたが、ほどなく、同じ年のいとこのケイティに、その話をしているのが聞こえました。「でも、イエスさまは死んでないでしょ」とケイティ。「いいや、イエスさまは死んでいる。十字架で死んだっておじいちゃんが言ったもの」とダラス。

目を離さない

信仰が育っていくようにと助けている人を指して、「私の弟子」と言っている人がいました。クリスチャンはみな「弟子づくり」という仕事を託されていますが、それは、キリストの福音を伝え、信仰が養われるように助けることです。ところが、つい自分中心に考えがちです。

あなたの話をして!

元受刑者で、クリスチャンになって間もないマイケル・ディンスモアは、ある日、刑務所で証をしました。その後、数名の受刑者が「こんな面白い集会は初めてだ!」と言いに来てくれました。神が自分の単純な話を用いられたことに、マイケルは驚きました。

中国のことわざ

中国のことわざは日常を取り扱った内容が多く、その背景に物語がある場合がほとんどです。「苗をひっぱって生育を助ける」ということわざは、宋の時代のせっかちな人の話が出所です。彼は米を植えたあと、その生育を心待ちにしていましたが、ふとあることを思いつきました。すべての稲を、少し上に引っ張るのです。この作業を一生懸命した後、水田を見渡すと、稲が伸びて「育った」ように見えました。彼は大喜びしましたが、その喜びは長つづきしませんでした。翌日、稲はしおれ始めました。根が地中に少ししか入っていなかったからです。

語り伝える

アメリカの南北戦争(1861-1865年)が終わったのち、北軍のルー・ウォーレス少将は、当時のニューメキシコ準州の知事になりました(ニューメキシコはまだ州として認められていませんでした)。彼はその仕事を通して、多くの人たちと関わりますが、その中にはビリー・ザ・キッドやパット・ギャレット保安官など、西部開拓時代の歴史小説に登場する人たちもいました。ウォーレス少将はこの地で、19世紀の霊性に最も大きな影響を与えた小説とも評される、『ベン・ハー: キリストの物語』を執筆しました。

あがなわれている

アンは、どこででも、誰とでも楽しく会話のできる人で、イエスのことも普通に話します。入院中の夫を見舞いに行ったとき、夫の世話をしている看護助手の青年に話しかけました。その青年に将来、何になりたいのかと尋ねると、よく分からないと言います。そこで彼女は言いました。神がそういう決断を助けてくれるのだから、まずは神を知ることが大切だと。すると彼はシャツの袖をまくり、「私は贖われている」と入れ墨した腕を見せたのでした。