Category  |  キリスト、人柄と働き

日はまた昇る

アーネスト・ヘミングウェイの初の長編小説は、第1次世界大戦に青春を奪われた若者を描いています。彼らは身体や心に負った戦争の傷の痛みを、酒宴や無謀な冒険、奔放な男女関係で紛らわせています。浴びるように酒を飲み、幸せな人はいません。

クリスマスの翌日

喜ばしいクリスマスの翌日はがっかりでした。友人宅に1泊したのですが、よく眠れませんでした。帰宅途中に車が故障しました。その上、雪も降り始めました。私たちは車をそこに残して、雪とみぞれの中、気落ちしてタクシーで帰らなければなりませんでした。

キリスト、まことの光

夫は光の方に行こうと言いました。日曜日の午後、都会の大きな病院に入院している友人を見舞ったのですが、構内で迷子になりました。休日の病院に人影はありません。薄暗い廊下をウロウロしていると、やっと人に会いました。その人は途方に暮れている私たちに「廊下はどれも似ていますが、出口はこちらです」と教えてくれました。指示どおりに行くと出口が見つかり、やっと明るい場所に出られました。

神は人の罪を覆う

あるシングルマザーが、1950年代、生活のためにタイピストになりましたが、よく打ち間違いをしました。彼女はそれを繕う方法を模索し「修正液」を発明しました。白い液体が乾いたら、その上にタイプして、間違いなど無かったようにできました。

自由に走る

ビープ・ベースボールをご存じですか。盲目の選手は、ボールのビープ音やベースのブザー音を頼りに、すべきこと、行くべき場所を察知します。打者は障害の程度で有利や不利にならないようにアイマスクをします。目の見える人が投手となり、同じチームになります。打者はバットを振り、ビープ音のするボールを打つと、ブザーが鳴るベースに向かって走ります。打者がベースに到達する前に野手がボールを捕ればアウト、そうでなければ得点が入ります。ある選手は「走る方向と道筋がはっきりしているので、自由に伸び伸びと走れる」と語ります。

私の兄イエス

突進してきた猛犬の前にちゅうちょなく飛び出し、妹の盾になったブリジャー・ウォーカーはわずか6歳でした。顔を90針も縫う大けがをしましたが、「もし誰かが死なねばならないのなら、それは僕だと思った」と語りました。感謝なことに、形成外科医の尽力で彼の顔は再建されました。そして、最近の兄妹の写真も、ブリジャーの妹思いを証します。

良いことをして叱られる

小学6年生の少女が、同級生がカミソリで自傷行為をしようとするのを目撃し、正しいことをしようと、それを取り上げて捨てました。すると、褒められるどころか10日間の停学処分になりました。カミソリの所持は(短時間でも)学校の禁止事項で、それに背いたというのです。しかし、また同じ場面に遭遇したらどうするかと聞かれると、少女は「罰せられても同じようにする」と答えました。この処分は後に取り消されましたが、彼女は正しいことをして処分されたのです。イエスの場合も、神の国を世に引き入れようとして、時の宗教指導者に憎まれました。

幼子の信仰

私たちが「おばあちゃん」と慕っている86歳の女性が脳卒中で入院しました。言葉らしきものを話しても、その意味は理解不能でした。担当医は少し回復しなければ脳機能検査ができないと言います。しかし、彼女は私の顔を見ると、渇いた口を開いて「ケイラは元気?」と尋ねました。ケイラは私の娘で、12年間、彼女に在宅保育されていました。精一杯の愛情で世話してきたケイラのことを、まず尋ねたのです。

意外な場所に福音が

最近、ロサンゼルスのハリウッドに行きました。映画やテレビで数え切れないほど見た場所です。ホテルの窓からは、丘の中腹を横切って誇らしげに並ぶ、あの有名な白い巨大な文字が見えました。その時、別の物にも気付きました。少し下の左側に立派な十字架です。ただ、映画の中で見たことはありません。ホテルを出るとすぐ、私は地元の教会の学生たちに話しかけられました。彼らはイエスを伝えていたのです。