キリスト者の支え合い
あるランナーは、ロンドン・マラソンに出場した時、大きなレースは単独で走らない方がよいと学びました。彼は、十分に練習し、完走できると思っていましたが、ゴール直前で疲労のあまり倒れそうになりました。しかし、隣にいた二人のランナーが、彼の腕を両側から支えてくれ、そのおかげでゴールできました。
神は見ておられる
友人は教会の椅子の上に立ち上がって手を振る息子に「座りなさい」と強い口調で言いました。しかし、男の子は「先生に気付いてほしいの。高くないと見えないでしょ」と無邪気に答えました。教会で椅子の上に立つのは危険で行儀が悪いことですが、この子の言い分はもっともです。立ち上がって手を振れば、確実に牧師の注意を引けるでしょう。
素晴らしい友
母と裏に住むサンチェス夫人は、仲良し、そして、ライバルです。毎週月曜日、どちらが先に洗濯物を干すかを競います。「負けた!」と言った次の週は、母が先に干します。二人は競争を楽しみ、長い間、両家の間の通路を共同で使うだけでなく、互いの知恵や体験、希望も共有してきました。
他国人ではない
紛争国の難民キャンプから新しい国に行った時、彼女の在留カードには「エイリアン(他国人)」というスタンプが押されました。「ここには所属していない」という言葉に、8歳の少女の心は打ち砕かれました。
神の家族に接ぎ木される
父の故郷であるエクアドルの農園を数年前に訪れた時のことです。奇妙な木の集団がありました。父の説明によると、彼は少年の頃、いたずら心で落ちていた果物の木の枝を拾って、別の種類の木に切れ目を入れて、大人がするように幹に結び付けたのだそうです。父のいたずらは、その木が予想外の実をつけるまで見つかりませんでした。
イエスのように生きる
カラフトフクロウはカモフラージュの達人です。その銀灰色の羽は、木に止まったときに周りの樹皮の色に溶け込むような模様になっています。自分の姿を隠したいときは、その羽を使ってカモフラージュし、景色の一部となって見つからないようにするのです。
家族以上
デイビッドは弟ジョンの名門大学教授就任をもちろん喜びました。しかし、兄の常として弟をからかわずにはいられません。どんなに成功しても、ジョンは彼にとってちっちゃな弟なのです。
私を用いてください
ジェームズ・モリスは「読み書きはできないが温厚な平信徒」と言われていましたが、神は彼を用いてオーガスタス・トップレディをキリストの救いに導かれました。トップレディは不朽の賛美歌「千歳の岩よ」を書いた18世紀の牧師ですが、モリスの説教を聞いた時のことを次のように述懐しています。「私は、神を信じる一握りの人たちと納屋で会し、自分の名前さえ書けない人の説教を通して、神に近づくことができた。それは確かに神の御業で、驚くべきことだ」
喜びの涙
ある朝、ディーンが玄関を出ると、風船を手にした友人たちが家の前にいました。「君の詩をコンクールに出した」と、ジョシュが1歩進み出て語り、彼に封筒を手渡しました。中には「最優秀賞」と記された賞状がありました。みんな嬉しくて涙しました。ディーンの詩の才能を信じた友人たちは、麗しいことをしたのです。