Category  |  キリストのために生きる

キリスト者の生と死

銃殺刑が執行されます。「構え!」の号令で兵士たちは彼に銃口を向けました。ドストエフスキーは死を覚悟しました。彼の大作『カラマーゾフの兄弟』のテーマは、神、そして生と死です。ドストエフスキーはイエスのことをうっとりして語るようなキリスト者だったといいます。

信仰生活のジレンマ

平均的な人は、1日に150回、スマホをチェックしますが、注意を引くものが常に良いものとは限らない、とトリスタン・ハリス氏は信じています。『監視資本主義:デジタル社会がもたらす光と影』は、ソーシャルメディアの世界を作り上げたデジタル界の有名人たちを取り上げたドキュメンタリー映画ですが、その中でハリス氏は、他の登場人物と共に、現状は「ソーシャルジレンマ」だと警鐘を鳴らしています。彼は言います。「私たちの注目が、商品として広告主に売られています。私たちが売り物なのです」

イエスのために共に働く

短期伝道旅行でブラジルに行き、アマゾンのジャングルで教会堂の建設に関わりました。土台はできていたので、柱、壁、窓、鉄の梁(はり)、屋根瓦などを、巨大なレゴを組み立てるように合わせて、最後に壁を塗りました。雨季の最中の建設作業を心配する人たちもいましたが、神の恵みで、豪雨は免れました。さまざまな障害はありましたが、地元の人たちの助けも得て、記録的な速さで完成させました。

おいしいおかゆ

ジョセリンの屋台で一番人気はおかゆです。食感が滑らかになるようによくかき混ぜて作ります。ある日、常連客に「味が違う。食感がなめらかでない」と言われて驚きました。その日は、新しく雇った見習いの人に任せてみたのです。話を聞いて子細が分かりました。見習いは言いました。「レシピのように長くかき混ぜませんでした。ごま油も多めに加えました。家ではいつもこうしています。その方がおいしいと思います」。彼女はレシピを無視して、自分のやり方で調理したのです。

より高く

漫画出版社マーベル・コミックスの重鎮スタン・リーは、サングラスをかけた笑顔で知られています。「スパイダーマン」、「アイアンマン」などのスーパーヒーローを生み出し、2018年に亡くなりました。彼は「エクセルシオール」というキャッチフレーズでも有名です。数十年、同社の月刊コラムを必ずこの言葉で締めくくりました。2010年、その意味は「さらに高く、素晴らしい栄光へ前進」だとツイートしました。「エクセルシオール! それが読者に対する願いだから」と。

指標となる言葉

著名な神学者J.I.パッカーは、2020年、94歳の誕生日を目前に召天しました。代表作「神について」(初版1973年、邦訳版1978年)は、150万部以上を売り上げています。彼は聖書の権威とイエス中心という弟子の生き方を真面目に貫くように教えました。晩年、教会に宛てての遺言を問われて「全ての道で主に栄光を帰すように」と簡潔に答えました。

ただの運転手

習い事が終わった娘が、車中で「パパ、今晩、友だちの家に泊まりに行ってもいい?」と尋ねると、私は言いました。「そうだなあ……パパはただの運転手だから、今晩の予定は分からない。ママに聞いてみよう」

有意義な人生

母の告別式のために、母が生まれてから亡くなるまでの月日を適切に表せる言葉を下さい、と祈りました。そして、親子関係の良かった時、そうでなかった時を振り返りました。私がイエスに変えられたのを見て、自分もイエスの救いにあずかりたいと言ってくれた時のことも。神の助けによって、親子で信仰を育めたこと、また、母に祈られ、励まされ、親切にされたと言う人たちの存在にも感謝しました。母は完璧な人ではありませんが、有意義な人生を送りました。つまり、イエスのために良い生き方をしました。

何歳であっても

テキサス州の81歳の女性2人が、80日間の世界一周旅行をしたと、大きく報道されました。彼女たちは、20年来の親友で、海外経験は豊かでしたが、今回は、全七大陸を制覇しました。南極大陸を出発し、アルゼンチンでタンゴを踊り、エジプトでラクダに乗り、北極では、そり滑りをしました。ザンビア、インド、ネパール、インドネシア、日本、イタリアなど、18カ国を巡り、オーストラリアが終点でした。二人は、年齢に関係なく世界を見て歩こうと皆を鼓舞したかったと言います。