Category  |  信仰/信頼

世界の 子供たち

高校生たちが伝道旅行の一環として孤児院を訪問しました。私は引率者でしたが、ひとりの生徒の様子がおかしいことに気づき、どうしたのかと尋ねました。すると、10年前の自分の姿を思い出して辛いのだといいます。

模範を示して

検眼のために眼科に行ったところ、待合室に貼ってあったポスターの言葉にはっとさせられました。「子どもが12歳までに覚えることの80パーセントは目で見たことです。」子どもたちが、目から取り入れて心で処理する情報は何だろうと考えました。本やテレビ、映画、イベント、自然環境、周りの大人たち(特に親)の態度や行動を見て、子どもたちは育っていきます。今日は父の日ですが、父親の影響の大きさについて、私たちはしばしば考えさせられます。

硬い岩

悲しいことに「オールドマン・オブザ・マウンテン(山の老人)」が、2003年5月に崩落しました。これは米国ニューハンプシャー州ホワイトマウンテンにあった高さ12メートルほどの自然の岩で、老人の顔のような形をしていました。昔からの観光名所で州の紋章のデザインにもなり、付近の住民にとっては心のよりどころのような存在でした。ホーソーンの短編小説「人面の大岩」の題材にもなっています。

我々は安全

ケンタッキー州フォートノックスの米国連邦金塊貯蔵所は要塞のような建物で、連邦政府に預けられた、5千トンの金塊などの貴金属が保管されています。この建物は22トンの扉とさまざまな警備システム、すなわち、警報装置、防犯カメラ、地雷原、有刺鉄線、電気柵、武装した警備員、覆面戦闘ヘリコプターなどによって厳重に守られています。そのため、フォートノックスの金塊貯蔵所は、地球上で最も安全な場所のひとつと考えられています。

冷静に、 戦い続けよ

落ち着いて〇〇しなさい、という言い方をよく聞きます。静かにするとか、注意して行うとか、あわてずに助けを呼ぶなどというとき、このように言います。この言い回しは第二次世界大戦中の英国のスローガン、「落ち着いて、そして戦いつづけよ!」に端を発します。第二次世界大戦が始まった1939年のポスターに登場しました。イギリス政府は、戦況によって国民がおびえたりパニックに陥ったりすることを防ごうとしたのです。

直ぐな心

先日ある墓地で、古い墓石に刻まれていた碑文に目を引かれました。「J. ホルゲート - 正直な人」。ホルゲート氏がどんな人生を送ったのか分かりませんが、墓石が際立って豪華だったところを見ると、ひと山当てたに違いありません。彼は生前、何かに成功したのでしょうが、今、人々に覚えられているのは「正直な人」ということです。

栄誉の冠

イギリス王室の戴冠宝器は、ロンドン塔の地下で厳重に保管され、24時間態勢の警備が敷かれています。毎年、何百万人もの人がこの宝物の展示を見学しに訪れ、きらびやかな宝に息をのみ、見ほれます。戴冠宝器は王家の権力の象徴であり、これらを身につける人の地位と威光をも象徴しています。

気前の良い神

数年前まで家族でシカゴに住んでいました。シカゴ在住の利点は色々ありましたが、私にとって嬉しいことは、優秀なレストランが何軒もあって、料理の味だけでなく分量をも競い合っていたことです。あるイタリア料理店などは、お気に入りのパスタをハーフサイズで注文して夫婦で食べても十分に余り、残りを家に持ち帰って翌日の夕食にできるほどでした。気前の良い大盤振る舞いの料理は、まるで故郷に帰って、愛情たっぷりのおばあちゃんの手料理を食べるような気分にさせてくれました。

虫歯から 学んだこと

子どものころは、たびたび歯痛に悩まされたと、C.S.ルイスは代表作「キリスト教の精髄」に記しています。「その時、母の所に行けば何か薬をくれてその晩は痛みがとれてよく眠れることを、わたしは知っていた。だが、わたしは母のところに行かなかった――少なくとも、痛みがよほどひどくなるまでは行かなかった。…母は…あくる朝わたしを歯医者につれて行くにきまっていた。…わたしは今すぐ痛みがとれることを望んだのだが、わたしの歯を恒久的になおしてもらうことなしには、その望みをかなえることができなかったのである。」