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温める

コロラド州の我が町は気温の変化が激しく、数分で激変することもあります。ですから、夫は屋内外の温度差に興味を持ち、家の周りの4カ所の温度測定ができる温度計を買ってきて、気温の違いを調べています。くだらない装置だと笑った私も、今では頻繁に温度をチェックして、外と内の温度の差を面白がっています。

駐車場のもめごと

ドライバーが2人、駐車場で声を荒げ、どちらが進路妨害したかでもめていました。悲しいことに、それは日曜日の教会の駐車場のできごとです。2人は、たった今、礼拝で、愛や赦し、忍耐のメッセージを聞いたはずです。それなのに、頭に血が上って、全部忘れてしまったかのようでした。

小さい狐

カップホルダーが小さすぎたので、パイロットはお茶をコンソールの上に置いたところ、乱気流の揺れでカップが倒れ、コントロールパネルを濡らしてエンジンが停止しました。飛行機は別の空港に無事着陸しましたが、2か月後、他の航空会社でも同じことが起こりました。製造メーカーは、大惨事を引き起こしかねない小さな見落としがあったと気付きました。3億円以上もする飛行機のカップホルダーが小さすぎたのです。

引き上げられる

航空母艦の見学で、戦闘機のパイロットの説明を聞きました。短い滑走路で離陸するには時速56キロの風が必要で、それを得るために船長は風に向かって舵を切る、とのことでした。追い風ではないのですかと尋ねると、「いいえ、向かい風です。それはジェット機が飛び立つ条件です」と答えました。

永遠に生きつづける

トーマス・カーライルは、19世紀初頭、哲学者のジョン・スチュアート・ミルに評論してもらうために、自著の原稿を送りました。偶発的か故意だったのかは不明ですが、なぜかその原稿は火にくべられてしまいました。唯一の原稿でした。しかし、カーライルは不屈の精神力で、再度、執筆しました。物語は彼の心に残っていたので、炎で焼き尽くされなかったのです。カーライルの不朽の名作『フランス革命史』は、こうして誕生しました。

柵を動かす

第二次世界大戦中のこと。その牧師は寝付けませんでした。戦死した仲間を埋葬してほしいと数名の兵士たちがやって来たのですが、教会墓地に埋葬するのは教会員だけだと答えました。すると彼らは、友人を墓地の柵の外に葬りました。しかし、翌朝、仲間の墓が柵の外にありません。牧師は言いました。「ここです。昨日言ったことを後悔したので、深夜に起きて、柵を動かしたのです。」

耳を傾けて

客船カルパチア号の無線通信士ハロルド・コッタムが、1912年4月15日午前12時25分に受け取ったタイタニック号の通信は、「すぐに来てくれ。氷山に座礁した」でした。彼らは現場に急行し、706名の命を救いました。後日、船長アーサー・ロストロンは米国上院の公聴会で、「すべて神の御業です。無線通信士は仕事を終え自室で着替えながらたまたま聞いていたのです。もう10分遅かったら、眠っていて、私たちが遭難を知ることはなかったでしょう」と証言しました。

岩の上の家

アメリカのある州では、3万4千もの家が倒壊する恐れがあります。問題は土台です。土台を固めるコンクリートに、経年劣化を早める鉱物を含む土壌から採掘された石を使ってしまったからです。この過失により、すでに600軒の土台が崩れ、被害は年々増えると予測されています。

問題は内側に

数年前、キツツキが家の壁を叩くのを見て、家の外壁に問題が起きたと思いました。ところがある日、息子と屋根裏に上ると、鳥が目の前を飛んでいったのです。問題は壁の外側ではなく内側で、ことのほか深刻でした。