みことばで心を満たす
息子のザビエルが3歳ぐらいの頃、家族で水族館に行きました。私は入口の天井に吊ってある彫刻を指して「ほら、ザトウクジラよ」と教えました。ザビエルは目をまん丸くして「巨大だ!」と言いました。夫は振り向いて「何でそんな言葉を知っているのだろう」と尋ねましたが、私は肩をすぼめて「私たちの会話を聞いていたのかしら?」と言い、こんなに小さい子どもが、教えられてもいない言葉を覚えていることに驚きました。
やる気は神のために
少し前に「やる気のある人の会」に入会しませんかという誘いを受けました。そこで「やる気」という言葉を辞書で調べてみると、やる気のある人とは、成功に対する意識が高くそのための努力を惜しまない人のことだと分かりました。
テーブルロック
大きな光る十字架が「テーブルロック」と言う堅い岩盤の台地から、私たちの町を見下ろしています。その岩の隣に数軒の家が建っています。最近になって安全性を理由にこの住民たちは立ち退きを命じられました。強固な岩盤の「テーブルロック」の隣に建っているのに、これらの家の土台は日ごとにせり上がっていると言います。いずれは水道管が破裂して、地滑りを起こす危険があるとのことでした。
別の側面
聖会の主題は「私の民を慰めよ」で、各講師は安心を保証するメッセージを語りました。しかし、最後に奉仕した講師は、「目を覚ませ」と題して、まったく語調の違うメッセージを語りました。優しい態度ながらも言葉を濁さず、エレミヤ書7章1~11節から、目を覚まして罪を離れなさいと語ったのです。彼は、「私たちは、自分は神に愛されている。だから悪を恐れないと言いながら、様々な悪を行います…神の恵みに隠れて密かに罪を続けてはいけません」と、預言者エレミヤのように忠告しました。
言うとおりにする
家に貯水槽が必要でした。これこれのように地下に設置して…と、はっきりした希望があったので、そう業者に伝えました。しかし次の日、現場に行くと、私の指示どおりではありません。業者が勝手に変更し、効果も半減していたので、ムッとしました。その上、指示に従わなかった言い訳をするのですから、それにもいら立ちました。
道をそれる
夫婦で初めて仕事をしたとき、グズグズすることが私の一番の問題だとはっきり分かりました。妻の役目は、私の文章の手直しとスケジュール管理でした。一方、私の仕事は、妻をいらだたせることのようでした。とは言え、私が締切りや方向性に抵抗しても、大抵は結局、妻の段取りの良さと忍耐に根負けしていたのですが。
忘れてはいけないこと
人類学者アンソニー・グレーシュは、冷蔵庫の扉を見れば、その人の大切なものが分かるといいます。彼の研究班がロサンゼルスで調査したところ、各家庭の冷蔵庫の扉には、学校の予定や家族の写真、子どもの描いた絵など、平均52のものがマグネットなどで留められていました。冷蔵庫は思い出の貯蔵庫でもあるのです。
神の目にかなうことを行う
イギリスでは、家の建築や改築で手抜き工事をする業者たちを指して「カウボーイ・ビルダー」と呼んだりしますが、その言葉は実際、苦い経験をさせられた人が、恐れや後悔の気持ちとともに使うことが多いようです。
逃げるな
ジョン・パイパー師は1986年、大きな教会の牧師でしたが、辞任を考えていました。当時の日記には「失望とむなしさ。まわりは敵だらけ」とあるそうです。しかし彼は留まりました。そればかりか、その教会を超える大きな働きを組織して指導するようになりました。成功の定義は色々ですが、それでもパイパー師は成功した牧師だと言えるでしょう。しかし、もしその働きが大きくならなかったらどうでしょう。