忍耐の教え
ボブ・サーレムは、顔に固定したスプーンでピーナッツを転がし、標高4300メートルのパイクスピークに登頂しました。観光客を避けて夜に登り、7日かかりました。この試みを成功させた忍耐強い人は他に3人いますが、ボブが最短記録保持者です。
遅延なし
アメリカ人牧師が西アフリカの小さな町の教会に到着しました。礼拝開始の午前10時はもうすぐなのに、中は空っぽです。待っていると、遠くから歩いて来たこの教会の牧師がようやく到着した12時半頃に、聖歌隊のメンバーやフレンドリーな町の人々が続々集まってきました。しばらくすると、機が熟して礼拝が始まりました。そのアメリカ人牧師は、現地の文化には背景や理由があることを理解し、「神に遅延はありません。聖霊が皆を歓迎してくださいました」と述べました。
生きている兆候
娘は2匹のペット用のカニをプレゼントされると、水槽に砂を入れて、快適な環境を作り、水やエサをあげました。カニは、機嫌良く暮らしているようでしたが、突然、姿を消しました。私たちは驚いて、至る所を捜しましたが、やがて、脱皮の準備のために、砂に潜ったに違いないと分かりました。約2カ月間は砂の中だといいます。
急ぎつつも待つ
経済学者のケインズが1930年に出版したエッセイの主題は、空いた時間の使い方です。彼は、技術と経済の発展によって、人間は100年以内に日勤3時間、週に15時間働けば十分生活できるだろうと予想しました。
心して待つ
情報科学者ラメシュ・シタラマンによると、ネットユーザーはブラウザの起動が遅いと例外なくイラつくそうです。彼の調査によると、平均的なユーザーにとって、動画の起動は2秒です。5秒経つと25パーセント、10秒経つと半数のユーザーが視聴をキャンセルするそうです。現代人は待てません。
忙殺される
近所のホームセンターの売り場には緑色の大きなボタンが設置されています。店員を呼ぶボタンですが、押すとタイマーが作動し、 1分以内に誰も来ないと商品の値引きをしてもらえます。
スピード感
車が故障し、修理工場は徒歩圏内だったので、幹線道路を歩いて帰宅すると、脇を走り去る車の速さに驚きました。日頃は慣れっこで気づかないのです。神にもスピード感をもって欲しいと願うのは、そのせいでしょうか。神のご計画が、私の予定表に沿って前進することを願うのです。
待ち望む
トレヴァーは教会に失望し、答えを求めてもがく17歳です。探求し続けていますが、未だに解決はありません。彼の心の旅路は両親との距離を縮めましたが、キリスト教にはつまずいたままです。「聖書は、から約束でいっぱいだ」と辛辣でした。
祈りの卵
コマドリが我が家のデッキの軒下に巣を作り、安全な場所に草を詰めた後、卵を温め始めました。私は毎朝、その様子を楽しんで見ていましたが、なかなか変化は現れません。卵がふ化するのに2週間もかかりました。