入場料はイエスのいのち
世界中から毎年、約200万人がロンドンのセント・ポール大聖堂を訪れます。17世紀末にクリストファー・レン卿によって設計された荘厳な会堂は、入場料を払ってでも一見の価値があります。しかし観光は二の次。ここは、キリストを礼拝する場所です。大聖堂では、多種多様な人たちが、根本から人生を変えてくれる、イエス・キリストの内にある神の御臨在にふれることができます。それが聖堂の最も重要な役目です。見学ツアーにはお金が必要です。しかし、礼拝には無料で参加できます。
贈り物と送り主
それは靴ひもに5個の立方体を通しただけのキーホルダーです。ずっと前、娘が7歳の時にくれたものです。今では、ひもはほつれ、立方体の角が欠けていますが、そこに書かれた「パパ大すき」というメッセージは決して古びません。
名前で呼ばれる
大学で英作文を教えたとき、名簿の名前と写真を見ながら学生の顔と名前を覚え、教室に入ってくる学生たちに「こんにちは、ジェシカ」、「よく来たね、トレバー」と声をかけていました。名前で呼ばれることの大切さを知っているからです。
敗北それとも勝利?
今日6月18日は、現在のベルギーにあるワーテルロー近郊で、フランス皇帝ナポレオン一世の率いる仏軍が、ウェーリントン公爵率いる連合軍に敗れた日です。1915年のそのとき以来、英語で「ワーテルローに会う」と言うと、「自分よりも強い人、または大きすぎる問題に出会って打ち負かされる」という意味になりました。
砕かれ新しくなる
父は第二次世界大戦中、陸軍に入り、南太平洋に行きました。そして、「松葉杖はいらない」と言ってすべての宗教を拒否しました。しかし、そんな姿勢が全く変わる日が来ました。その夜、母は3人目の子どもを出産しようとしていました。兄と私が床につくときには陣痛が来ていて、私たちは翌朝には弟か妹が生まれているとわくわくしながら眠りにつきました。そして朝起きると、「赤ちゃんは男の子、女の子?」と父に尋ねました。すると父は、「女の子だったけど、死んでしまった」と答えたのです。私たちは悲しくて一緒に泣きました。
知っていること、行うこと
中国の哲学者、韓非子は人生について、「事実を知るのは易しい。事実に基づいていかに行うか、それが難しい」と考察します。イエスのもとに来た金持ちには、この問題がありました。彼はモーセの律法を知っていて、小さい頃から守っていると言います(マコ10:20)。 しかし、それに加えて何か聞けるかもしれない、と思ったのでしょう。「尊い先生、永遠のいのちを自分のものとして受けるためには、私は何をしたらよいでしょうか」と尋ねました(17節)。ところが、イエスの返答にがっかりしました。持ち物を売り払って貧しい人たちに施し、自分について来なさいと言われたのです(21節)。
再生ビジネス
アダム・ミンターは世界中を飛び回って廃品の研究をしています。著書『ジャンクヤード・プラネット巨大ゴミ・ビジネスをめぐる旅』は、数十兆円規模になったこの業界の変遷を、年代を追ってつづっています。世界中の起業家たちは、捨てられた銅線やボロ布、プラスチックなどを探し出し、有益なものに再生します。
わたしについて来なさい
そのフィットネスクラブは、20キロ以上の減量と生活改善を目標にする人たちだけが入会できます。メンバーのひとりは、以前のクラブでは痩せて健康的な人たちが、そうは見えない自分をじろじろ見て軽蔑されているように感じたと言いました。今では週5日ここに通い、温かく励ましてもらって健康的に減量しているそうです。
入る権利
ジェニーの家は田舎の小さな道沿いにありますが、朝夕は、近くの幹線道路の混雑や信号待ちを避けようとする車がたくさん通ります。数週間前、傷んだ路面を修理するために、作業員たちが大きな柵と「進入禁止」の標識を持って来ました。ジェニーは言いました。「初めは本当に心配でした。工事が終わるまで、自分の車を出せないのかしらと思ったからです。でも、標識をよく見たら、『住民に限って通行許可』とありました。私は住民ですから大丈夫です。好きなときに出入りする権利がありました。何だか、特別になった気分でした。」