最も重要なこと
フランス革命の最中、暴徒によって処刑されたファヴラ侯爵トマ・ド・マイは死刑執行令状を見せられて「誤字が三つもある」と語ったそうです。それが本当ならば、彼はより深刻な問題、すなわち、自身に迫る死を完全に無視したことになります。
祈りという助け合い
ハイエナの群れが孤独な雌ライオンを囲み攻撃しました。ライオンは必死に反撃して敵を追い払おうとするもついに倒れ、ハイエナが一斉に群がったその時、別の雌ライオンが駆け付けました。数秒後、さらに3頭が助太刀し、ハイエナが去るまで徹底的に抵抗しました。その後、更なる襲来に備えるかのように、並んで立って地平線を見渡しました。
ゾウの助け合い
ある夜、ケニアのゾウ保護施設に、子ゾウが井戸に落ちたと救助要請がありました。救助チームが出動すると、鼻の3分の2をハイエナに食べられた子ゾウが、暗闇の中で絶望の叫びを上げていました。安全な保護区に移送された子ゾウは、ロングロと名付けられました。「切断されたもの」という意味です。ロングロは癒やされ、鼻が3分の1しかなくても保護区で群れの仲間になりました。ゾウは本能的にお互いの必要性を認識しているので、助け合うのです。
キリスト者の支え合い
あるランナーは、ロンドン・マラソンに出場した時、大きなレースは単独で走らない方がよいと学びました。彼は、十分に練習し、完走できると思っていましたが、ゴール直前で疲労のあまり倒れそうになりました。しかし、隣にいた二人のランナーが、彼の腕を両側から支えてくれ、そのおかげでゴールできました。
他国人ではない
紛争国の難民キャンプから新しい国に行った時、彼女の在留カードには「エイリアン(他国人)」というスタンプが押されました。「ここには所属していない」という言葉に、8歳の少女の心は打ち砕かれました。
キリストを土台に
英語には動物の群れを示す単語が異なる場合があります。例えば、羊の群れはflock(フロック)、牛などの大型動物の群れはherd(ハード)です。そしてミヤマガラスの群れは、building(ビルディング)と形容されます。
イエスにとどまる
バルソラ・バプテスト教会は火事で焼け落ちました。火の勢いが収まると人々が集まりました。煙がくすぶり、灰が舞う中、驚いたことに焦げた十字架が真っすぐ立っていました。消防士は言いました。「建物は焼失したけれども、十字架は残りました。それを見て、教会とは会衆のこと、教会堂は単なる建物だと改めて思わされました」
お願いする
パーティーを計画しました。お客が多いのでケータリングを頼もうか。それともバーベキューセットを買おうか。雨に備えてテントも必要だろうか、と夫婦で相談し、予算はどんどん膨れ上がりました。人に助けてもらう機会にもなると捉えずに、自分たちで全部やろうとしたので、若干、非社交的にさえなりました。
ただ神を拝する
ホセは良いイベントで有名な教会の牧師でしたが、忙しい教会活動が、商業的になっていないか心配でした。そこで、教会が健全な理由で成長しているのか、またはイベント頼みなのかを確かめようと一年間、これらの行事を廃止しました。そして神を礼拝する生きた宮になることに専念しようと教会を励ましました。