とてもよい!
ひとつのテーマが流れているような日が続くことがありませんか。私は最近、そのような経験をしました。まず、日曜日の礼拝メッセージは創世記1章からでしたが、牧師は花が開いていく様子を2分間に凝縮した美しい映像を見せました。家でソーシャルネットワークを開くと、様々な人が花の写真を次から次へとアップしていました。後日、森を散歩すると、エンレイソウ、リュウキンカ、野生のアイリスといった春の野花が美しく咲きみだれていました。
完全な父
父が「お前が子どもの頃、私は家にいないことが多かったね」と言ったことがあります。しかし、そんな風に感じてはいませんでした。父は仕事をしながら聖歌隊の指導をしていたので、夜、教会に行くことがありました。また、男性カルテットの一員として1~2週間の公演にも出かけました。しかし、人生の大切なときには、いつもそばにいてくれましたし、ちょっとした時にも、父の姿はありました。
恩寵のリズム
友人夫婦は90歳代で、結婚して66年になりますが、家族のために自分史を書きました。最終章「父と母からの手紙」には、彼らが学んだ大切な教訓が記されています。そのひとつはこうです。「キリスト教は忙しくて疲れると感じるなら、それは宗教活動でありイエスと親しく交わっていることではありません。キリストと歩むなら疲弊しません。生気を回復し、人生に活力が与えられます」(マタ11:28-29)。
空の雲を考えてみよう
ずいぶん昔のことですが、息子たちと庭に寝そべって、流れる雲をながめていたことがありました。「お父さん、どうして雲は浮いているの」と、ひとりが尋ねました。私は、「それはね…」と教養のあるところを見せようと思ったのですが、口ごもってしまいました。そして、「分からないなあ」と知らないことを認め、「でも、調べてあげるよ」と付け加えました。調べて分かったことは、こうです。凝結した水蒸気が地球の引力で下降すると、地上から昇る温かい空気にぶつかります。そして、再び霧状の水蒸気となり、上昇するのです。これが、この自然現象の説明です。しかし、自然現象の説明は、究極の答えではありません。雲が浮くのは、神が、その英知によって自然を司る法則をつくり、「完全な知識を持つ方の不思議なみわざ」(ヨブ37:16)を示されたからです。ですから、雲はひとつの象徴、すなわち、神が恵みとまことをもって天地を創造されたということを表すしるしなのです。
指輪と恵み
自分の手を見ると、婚約指輪と結婚指輪を失くしてしまったのだと改めて悲しくなります。別のこともしながら旅の支度をしていて、気づいたら指輪がありません。どこに消えたのか未だに全く分かりません。
神の呼びかけ
ある朝、私の娘は息子をあやそうと、少しだけ携帯電話を持たせました。するとすぐさま私の携帯が鳴り、受話器の向こうに孫の声が聞こえました。どうやら偶然、私の電話番号の短縮ボタンを押したようです。孫は生後11か月ですが、私の声が分かったようです。私は彼に大好きだよと話しかけ、私たちは「おしゃべり」をしました。それは忘れがたい思い出です。
波の支配者
クヌート王は11世紀にイングランドを支配した王で、強大な権力の持ち主でした。彼が浜辺に置かせた椅子に座って、「私は支配者だ。それゆえ命令する。この地に潮を満ちさせてはならない。私の服や足を濡らしてはならない」と海に命令した話は有名です。しかし、潮は満ちてきて、王の足は水に浸かりました。
ピニャータより良い物
メキシコのパーティーに欠かせないものは、「ピニャータ」というお菓子やおもちゃの詰まったくす玉です。子どもたちはそれを棒で叩いて割り、中身をもらいます。
雷鳴と稲妻
何年も前、私は友人と、ビーバーが川をせき止めて作った池を巡って釣りをしていましたが、雨が降り始めたので、ヤマナラシの木陰に隠れました。しかし、やみそうになかったので、その日はお開きにして、走って車に戻りました。そして車のドアを開けたその瞬間、大音響とともに稲妻が走り、火の玉があの木をおおいました。樹皮の剥がれた裸木に煙がくすぶりました。私たちは、恐れおののき、ぶるぶる震えました。