ストレッチ一回
サラは何年も腰痛に悩まされていて、ますますひどくなってきました。理学療法士に診てもらうと、毎日25種類のストレッチをするように言われました。それをすると少しはましになりましたが、完全に治ったわけではありません。そこでレントゲンを撮り、別の理学療法士のところに行くと、それまでのストレッチは止めて、一日一種類のストレッチを必要に応じてするように言われました。驚いたことに、その方法が最もよく効いたのです。
本当の愛
何年か前、友人ベスの母親がアルツハイマー病と診断されました。それ以来、ベスは母親の介護のために、数々の辛い決断をしてきました。その上、いつも快活で陽気だった母親が、徐々に人格まで変わっていくのを見て、心が張り裂けそうになりました。この経験を通して、彼女は本当の愛を学びました。本当の愛とは、いつも嬉しかったり楽しかったり、というわけではありません。
主の力におおわれる
今日は50年前、アメリカ合衆国の35代大統領、ジョン・F.ケネディが暗殺された日です。衝撃のニュースが世界を駆け巡り、翌日のロンドンのタイムズ紙は、世界の金融市場が非常に大きな影響を受けていることを伝えています。一面のヘッドラインは、「すべての出来事は、アメリカの悲劇の陰におおわれてしまった」でした。
大災難日誌
イヴ・コンガールが10歳になったばかりのころ、第一次世界大戦が始まりました。ドイツ軍がフランスに侵攻し、彼の住んでいた町は占領されました。そんなとき母は、日記をつけてはどうかとイヴに勧めました。この日記は結果として、ドイツ軍占領下にあった町の生活をカラースケッチと物語でつづる、分かりやすい戦時記録になりました。彼の日記は、子どもの目で見た大災難の記録です。この体験は彼に大きな影響を与えました。イヴ・コンガールは、自分は神に召されており、キリストの希望をみんなに届けなければならない、と感じるようになりました。
愛するために愛される
雑貨屋に「いかに愛するかではなく、いかに愛されるかによって、人の心は決まる」という、確か「オズの魔法使い」のせりふを記した壁掛けがありました。
愛の目
マーク・セーラムを紹介したテレビ番組を見た多くの人が、彼は人の心が読めると言います。ところがセーラム自身は、自分は霊能者ではない、ただ人をよく観察しているだけだと言います。ジェニファー・マルソンのインタビューには、こう答えました。「私たちはほとんど何も見えない世界に住んでいます…その理由は、私たちが周りに注意を払っていないから…私は人が放っているものに敏感なのです」(コロラドスプリング、ガゼット紙)。
素晴らしい!
飛行機が着陸態勢に入ると、客室乗務員が到着案内をしました。今日1,000回目のアナウンスかと思うほど、心の込もっていない疲れた声です。着陸後の段取りを長々と述べてから、その疲れて乾いた一本調子のまま「素晴らしい一日を」と言ってマイクを置きました。その声のトーンと声が発した言葉は、あまりにもかけ離れていました。彼女は「素晴らしい」と言ったのですが、その声から素晴らしさは、みじんも感じられませんでした。
愛することと知ること
ジョナサン・サフラン・フォアの小説で、登場人物のひとりがニューヨークのエンパイア・ステート・ビルを指して、「このビルが大好きだから、このビルのことはわかる」と言っていました。それを読んで、愛と知識は関連していると思いました。何かをすごく好きになるなら、そのすべてを知りたくなります。どこかの町を好きになると、その町のあちらこちらを探索したくなります。誰かを好きになれば、その人のことをもっと知りたくなります。彼(彼女)の好きなものは何か、どういう毎日を過ごしているのか、故郷はどこか、どんな友人がいるのか、何を信じているか…挙げたらきりがありません。しかし、ありのままの自分を見せれば愛してもらえなくなるのではと恐れて、好きな人に自分のことを教えない人もいます。
いつまでですか?
サウル王は9年間、「山で、しゃこを追うように」ダビデを追っていました(Ⅰサム26:20)。ダビデは、「主よ。いつまでですか。あなたは私を永久にお忘れになるのですか。いつまで御顔を私からお隠しになるのですか。…いつまで敵が私の上に、勝ちおごるのでしょう」と祈りました(詩13:1-2)。