いつまで?
ルイス・キャロルの名作「不思議の国のアリス」の中で、アリスが「永遠ってどのくらい長いの?」と尋ねると、白ウサギが「ほんの一瞬のこともある」と答えました。それが、兄のダビデを突然失ったときの私の気持ちでした。葬儀までの時間が、刻一刻と悲しみの深まる永遠の時であるかのように思いました。
甘く苦く
甘いチョコレートが好きな人もあれば、ビターチョコレートが好きという人もあります。古代のマヤ文明の人々はチョコレートに唐辛子を入れ「苦い水」と呼んで飲んだそうです。その後チョコレートは、スペインにもたらされましたが、スペイン人は甘味を好んだので、砂糖と蜂蜜を混ぜ、独特の苦さを和らげたと言います。
2重の約束
ルースは数年前にがんを患い、嚥下(えんげ)障害のために十分に食べられません。体力は著しく衰え、度重なる手術や治療のためにやつれて見えます。しかし彼女は、神を賛美しつづけます。彼女の強い信仰は変わることなく、その喜びは周りを明るくします。彼女は日々神に頼っています。そして、いつの日か必ず完治すると信じていました。彼女は癒されるように祈り、遅かれ早かれ、神が必ず応えてくださると信じています。なんという素晴らしい信仰でしょう。彼女の説明によると、揺るぎない信仰は確かな知識から来ると言います。神はみこころの時に約束を成就してくださるだけでなく、その日が来るまで、彼女を支えてくださると約束されているのです。
水の上を歩く
極寒のある日、私は世界で5番目に大きいミシガン湖が凍った様子を見ようと、厚着をして出かけました。そして、いつもは日光浴をする湖岸に立ち、波の形のまま氷った湖面を眺めました。それは自然の芸術作品で、美しくて息を呑むほどでした。
良い季節
明日は北半球に住んでいる人には春の最初の日、南半球の人には秋の最初の日です。この日、太陽は赤道の真上にあり、世界中で昼夜の時間はほぼ同じ長さです。
「しかし」という信仰
悲観的な性分なので、ついつい否定的な結果を想像しがちです。ひとつの仕事につまずくと、他の仕事も失敗するような気がします。そして、柔軟体操をしていても、いつまでも身体は固いままだろうとか、事もあろうに、自分は何ひとつできないひどい母親だなど、全く無関係なことにまで論理の飛躍が生じます。ある分野の失敗が、多くの分野の感情を無意味に左右してしまいます。
岩に導かれて
加湿器を買いに行くと、年配の女性が行ったり来たりしています。彼女も加湿器を買うのかしらと思って棚が見やすいように移動すると、間もなく、最近流行の風邪の話になりました。彼女は咳と頭痛が抜けきらないと言います。
恐怖から解放される
身体は恐怖に反応します。胃が痛んだり、もたれたり、動悸や息苦しさなどは、不安の現れです。私たちの身体は不安を無視できない仕組みになっています。
信じ切ること
大学卒業後、低賃金の仕事に就き、次の食事のお金がないことさえありました。そのとき「日々の糧」について、神を信頼することを学びました。