隠れているライオン
父は低木の茂みに隠れてライオンのようにうなり、私たちと遊んでくれました。私たちは1960年代にガーナの田舎に住んでいましたが、それでも、ライオンと出くわすなどありえないことでした。それで、私たち兄弟は笑いながらうなり声のもとを捜して、父と楽しく遊んだのです。ところがある日、友だちが遊びに来ていました。そして、あのうなり声が聞こえてくるや、悲鳴を上げて走り出しました。私たちは、この危険が幻だと知っていましたが、なぜか、いっしょに走り出しました。父は友だちを怖がらせてしまって、本当に申し訳なく思いました。そして、私たち兄弟は、他人のパニックに踊らされてはいけないことを学びました。
山からの眺め
私たちはアイダホ州の渓谷の町に住んでいますが、ここは冬にはかなり冷えます。雲が低く垂れ込め、地面まで霧におおわれるので、上空の暖かい空気がさえぎられて入ってきません。しかし、この寒さから脱出する方法があります。近くに、標高2,300メートルのシェーファー・ビュート山の、山肌を周りながら登っていく道があるからです。車でたった数分行くだけで、濃い霧の世界を抜けて、光り輝く太陽を浴びることができます。眼下には雲海が広がります。新しい視点で谷を見るのです。
四つの見方
礼拝に行きながらも、ジョアンの心は乱れていました。子どもの問題で悩み疲れて、母親を「辞めたい」とさえ思っていました。すると、牧師は何かを辞めたいと思っている人たちの励ましにと言って、次の提案をしました。
信仰の声
彼女は、あふれる涙をどうすることもできません。疑問や恐怖が大波のように押し寄せてきました。順風満帆だった人生が突然壊れて、全てが変わってしまったのです。悲劇は、色々な形でやって来ます。家族と死別したり、病気になったり、財産をなくしたり、仕事を失ったり…。それは、いつ、誰にでも起こり得ます。
電話の前に
私は幼い子どもを育てているので、パニックになることがあります。そんな時は、まず母に電話をして、息子のアレルギー症状や娘の急な咳などについて、助けてもらいます。
これは何だろう?
母は何十年も日曜学校で教えていました。ある時、神が荒野でイスラエルの民に食べ物を与えられたことを子どもたちにリアルに説明しようと、パンを小さく切り、その上に蜂蜜を塗って、「マナもどき」を作りました。「その味は蜜を入れたせんべいのようであった」(出16:31)と、聖書に書いてあるからです。
しがみつく
テキサス州の大牧場で育ったカウボーイの友人には、独自の格言がいくつもあります。私のお気に入りは、「うまいコーヒーを入れるのに、水はたくさんいらない」というものです。また、悩みが大きくてハンドル操作ができない人がいると、「持っているものにしがみつけ」と言って励まします。それは、「助けはそこまで来ている。あきらめないで!」という意味です。
犬の落下傘部隊
第二次世界大戦の連合軍に、犬の落下傘部隊があったと聞いて驚きました。地雷をかぎつけて危険を知らせることのできる鋭い臭覚を持つ犬が、ノルマンディ上陸作戦(1944年6月6日)の準備に貢献しました。当時、犬を敵の背後の部隊に送る唯一の方法は、パラシュートで落下させることでした。しかし、人間と同じように、犬はそれを本能的に怖がります。犬は数週間訓練を受け、主人のひと声で空中に飛び出せるほど、主人を信頼することを学びました。
忠実なしもべ
マダレノは、れんが職人です。月曜から木曜日までは壁を造ったり、屋根の修理をしたりします。寡黙で働き者で、信頼できる人です。そして金曜日には山岳地に行き、日曜日まで聖書を教えます。彼は部族語のナワトル語を話すので、その人たちに福音を伝えることができます。今、70歳ですが、現役で家造りにかかわり、神の家族を築くことにも尽力しています。今までに野宿したこともあります。車が事故に遭ったり、転落したりして、命の危険にさらされたこともありました。迫害されて町を追い出されたこともあります。しかし、マダレノは神から召されたと信じているので、喜んで仕えています。神を知ることがどんな人にも必要だと信じ、奉仕に必要な力は、神からいただくのだと確信しています。