Category  |  信仰

主を求めて生きる

消息不明のタイラーの遺骨が家族のもとに届きました。弱冠22歳。薬物の過剰摂取によって死亡したようでした。タイラーは人生の選択を誤り、薬物依存に長く悩まされていました。既に薬物更生施設に入所し、回復プログラムを修了していたというのに……。ところが、衝撃の事実が発覚しました。タイラーは生きていたのです。過剰摂取で死亡したのは別の若い男性でした。タイラーは家族と再会しました。そして、亡くなった人について、「自分もああなっていたかもしれない」と言いました。

神がおられる

祖父の命が一両日で尽きるだろうと言われた時、私たちは祖母の動揺を心配しました。誰かが「大丈夫?」と尋ねました。病状の説明か他の何かが欲しいかもしれないと考えたからです。祖母は少し考えて答えました。「夫がどこへ行くのかは知っているし、神はそこで、彼と共にいてくださる。大丈夫よ」。その言葉の奥には「天に登ろうとも、あなたはそこにいまし 陰府に身を横たえようとも 見よ、あなたはそこにいます」(詩139:8)と語ったダビデと同じ気持ちがありました。

洞窟の中で

ケンタッキー州のマンモス・ケーブにつながる巨大地下洞窟に、10代の活発な少年3人組が入っていきました。引率はこの洞窟の危険を熟知しているベテラン探検家のフランクです。ところが少年たちは、彼の「こっちだ!」という言葉を無視して勝手な道を進みます。それでフランクはヘッドランプを弱にして沈黙しました。少年らは彼を見失ったと恐怖に駆られ、フランクの名を呼びましたが、返事はありません。ようやく遠くでまたたく光を見て安堵(あんど)し、引率者に従う気になりました。

必死の祈り

ケリー・パッカードは、転居の荷造りの最中に突然倒れ、心停止になりました。一旦は蘇生したものの夜間に容体が悪化し、夫は親族に連絡するようにと医師に告げられました。家族は必死に祈りました。

成熟した信仰

ゲイルが駆け出しのキリスト教作家だった頃、出版社は花束やチョコレートなどを頻繁に贈ってくれました。しかし、その贈り物はやがて永続的な価値のあるものに変わりました。通読用の聖書、デボーションガイド、祈りの日記帳などです。これらを使ううちにゲイルの信仰は成長し、人々をキリストへ導くことに真剣になりました。

祖母の最後の夜

日曜礼拝に着ていく服を一式そろえて寝る、というのが、土曜日の夜の祖母の習慣でした。早朝礼拝に出席していたので、すぐに出かけられるように準備していたのです。しかし、ある土曜日の夜、彼女は急病で入院し、そのまま天に召されました。祖父が病院から戻ると、祖母がそろえた服がありました。教会に行く準備も、神に会う準備も完了していたのです。

救い主が下さる宝

マイケル・スパークスはリサイクルショップで、米国独立宣言の複製品を2ドル48セント(400円以下)で購入しました。しかし、この羊皮紙の宣言書に不可解な点を見つけて専門家に鑑定してもらいました。すると、これが1820年に第6代米国大統領のジョン・クィンシー・アダムズが発注した200部のうち現存する36部の一つだと判明したのです。スパークスはそれを7千万円以上で売却しました。こんな宝を数百円ほどで入手したことに驚かされますが、私は子どもの頃、値段の付けられない、比類なき永遠の宝を一文も払わずに手にしました。

イエスは私の全て

米国のレスリング選手のケネディ・ブレーデスは、2024年の五輪代表となった瞬間、天を見上げて、神を賛美しました。自身の成長について質問されると、トレーニングについては触れず、「イエスの臨在を間近に感じた」と語りました。彼女はトップアスリートですが、キリストが唯一の王だと公言し、再臨を主張してはばからず、イエスを信じるように勧めます。「私が大きな成功を収められたのは、ひとえにキリストのおかげです」と語ります。他のインタビューでも一貫して、イエスが自分の全てであり、全ての良いことの源だと語ります。

栄光から栄光へ

バレリーは温暖な海沿いの町に住み、水辺を散策したり自然の写真を撮ったりしますが、大のお気に入りは日の出を見ることです。彼女は毎朝、夜明け前に起きて海岸に立ちます。悪天候の日や旅行に出ているときもありますが、それでも毎年300回以上は朝日を見ているそうです。彼女にとって、朝日は栄光の輝きであり、決して見飽きることのないものです。