Category  |  信仰

祈りによってのみ

夜遅く、がんで闘病中の友人から電話がありました。泣きじゃくっています。私はもらい泣きをしながらも「主よ、どうすればよいのですか」と、心中、祈りました。彼女の嘆きに胸が締め付けられそうです。身体や心の痛みを軽くしたり、何とかしたりするどころか、気の利いた励ましの言葉も思いつきません。しかし、助けてくださるお方は知っています。私は泣きながら「イエスさま、イエスさま」と呟きました。すると泣き声がすすり泣きになり、彼女の深い呼吸が聞こえてきました。やがて友人の夫が「妻は眠りました。明日電話します」と電話口で言いました。私は祈りつつ、涙で枕を濡らして眠りました。

フェアプレイ

東南アジア競技大会のシンガポール代表、マラソン選手アシュリー・リウは、自分が先頭にいるのはなぜだろうと思いました。何と強豪選手たちがコースを間違い、後方にいるではありませんか。リウは、そのままにすることもできましたが、スポーツマンシップに反すると思いました。これで勝っても実力ではありません。他の選手のミスのためではなく、誰より速く走って優勝したいのです。彼は自分の信念に基づいて速度を落とし、後続の選手たちを待ちました。

慰め人となる

別れ際に「神があなたを遣わしてくださったのね」と、その人は言いました。私たちはシカゴに行く機内で、通路を挟んで隣どうしでした。フライトを乗り継いでとんぼ返りすると言うので理由を尋ねると、うつむいて「娘を薬物中毒の更生施設へ送って行った」と答えました。私は静かに、自分の息子がヘロイン中毒だったこと、そして彼が、どのようにキリストに助けられ、麻薬から解放されたかを語りました。彼女は涙して聞いていましたが、やがて、にっこり微笑みました。飛行機が着陸すると、私たちは彼女の娘のために祈りました。

自分が聞きたいこと

人は、自分の考えを支持する情報を求めがちです。ある研究によると、私たちは自分に都合のよい情報を、そうでない情報の2倍も集める傾向があるそうです。自分の考えに固執していると、それに疑問を投げかける意見を避けてしまいます。

家の前でほっと一息

猛暑のある日、8歳のカーマインは、郵便配達員が熱中症にならないように、スポーツドリンクと水を入れたクーラーボックスを自宅の門の前に置きました。家の防犯カメラには、郵便配達人が「すごい!水とスポーツドリンクだ。神さま、感謝します!」と喜ぶ映像が残っていました。「カーマインは、郵便屋さんに冷たい飲み物をあげるのが自分の責任だと思っているのです」と彼の母親は語ります。

甘く苦く

甘いチョコレートが好きな人もあれば、ビターチョコレートが好きという人もあります。古代のマヤ文明の人々はチョコレートに唐辛子を入れ「苦い水」と呼んで飲んだそうです。その後チョコレートは、スペインにもたらされましたが、スペイン人は甘味を好んだので、砂糖と蜂蜜を混ぜ、独特の苦さを和らげたと言います。

それゆえにさげすまれ

スザンナ・シバーは、18世紀、名声を博した歌手でしたが、結婚問題のスキャンダルでも有名でした。それで1742年、ダブリンでヘンデルの「メサイア」が初上演されたとき、彼女が独唱者であることを快く思わない聴衆が、少なからずありました。

王の冠

家族でテーブルを囲んで座り、発泡スチロールの輪にひとりずつ爪楊枝を差しました。イースターの前の数週間、我が家では夕食の時に、こうして「いばらの冠」を作っていきました。一本一本の爪楊枝は、その日、自分がやってしまった過ち、そして、その報いをイエスが身代わりになって受けてくださったことを表しています。この行為を毎晩つづけることで、私たち家族は、自分がいかに罪深く、どれほど救い主を必要としているかを覚えることができました。

悲しみの道

私たちは受難週の間、十字架に向われるイエスの最後の日々を記念します。イエスが十字架を背負って歩まれた道は、現在、ヴィア・ドォロローサ、すなわち「悲しみの道」と呼ばれています。しかし、へブル人への手紙の筆者は、これが単なる悲しみの道でなく「新しい生ける道」(へブ10:20)でもあると考えました。イエスが自らの意思でゴルゴタに向かう苦難の道を歩んでくださったおかげで、私たちは神のご臨在に入れていただけるようになりました。