Category  |  信仰

信仰の大ジャンプ

幼い皇帝ペンギン、約700羽が、南極大陸の崖っぷちに集まっていました。15メートル下は冷たい海です。やがて1羽が決死のジャンプを試みました。すると、多くがそれに続きました。幼いペンギンは通常、数十センチの高さから飛び込み、初泳ぎをします。このような命懸けのダイブが撮影されたのは、この時が初めてでした。

真理を愛す

ジャックは大工に憧れていて、まだ16歳ですが、セメントや屋根板を扱い、壁の組み立てができます。一方、学校の勉強はもうひとつです。それを愛していないからです。建築の知識が豊富なのは、建築を愛しているからです。

自分を献げる価値がある

英国の司教ウィリアム・テンプル(1881-1944)は、ある時、オックスフォード大学の礼拝説教の最後に『栄えの主イエスの』を歌うように導きました。しかし、その歌詞を軽く見ないように忠告し、「歌詞の意味を本気で実行する気なら思いっきり歌いなさい。さもなければ黙っていなさい。少し本気で、もっと本気になりたいなら、小さな声で歌いなさい」と言いました。すると会堂は多くのささやく歌声で満たされ、「ああ主の恵みに 応うる道なし わが身のすべてを 主の前に献 (ささ)ぐ」(讃美歌21 297番)という最後の部分を意味深くしました。

悲しむ神

トルコ東南部が、2023年2月、大地震に見舞われた時、衝撃的な報道写真が世界を駆け巡りました。がれきの中から伸ばされた娘の手を握る男性の姿です。ベッドのマットレスの端が見えています。男性が握りしめる手には生命がなく、彼の険しい表情には深い悲しみが如実に表れていました。

神の豊かさ

イネス・メヒア(1870-1938)は、51歳で大学生になり植物学を志しました。その後、植物学者として13年間、中南米各地を回り、500もの新種を発見しました。新種の発掘は彼女に限った活動ではありません。毎年、2千近くの新種の植物が発見されています。

主に従う

数年前にパリを訪れた際、この憧れの都を一人で散策する時間がありました。その後、エッフェル塔で友人と待ち合わせ、一緒に食事をすることになっていました。一人歩きは順調に進みましたが、途中でスマホの電池が切れてしまいました。地図は持っていなかったので現在地が分からなくなりましたが、都会っ子の私は慌てず、そびえ立つエッフェル塔を目標にセーヌ河畔を歩き続けました。この作戦はおおかた成功でしたが、ゴール付近で目印が周囲のビルに隠れてしまいました。あんなに大きな建造物が隠れてしまうのは驚きでした。最終的に、私は道案内を頼み、無事に友人と会うことができました。

神の御子

兄のスコットが、最近、父の第二次世界大戦中の従軍記録を入手したので、それを読んでみましたが、何ら驚きも衝撃もありませんでした。それは単なるデータの羅列です。無意味ではありませんが、父という人について、新しいことは何も分かりませんでした。

栄光なる啓示

中世の神学者トマス・アクィナスは、神を追い求めて生きたいと願って苦難を耐えました。彼はドミニコ会という清貧な生活と学びと説教に専念する修道会に入りたかったのですが、それに反対する家族に1年間監禁されました。生涯を懸けて聖書と被造物を研究し、100巻近くの著書を記した後、神を強烈に体験しました。そして、今まで自分が書いてきたものは、まるで藁(わら)くずのようなものだ。このような栄光を体験したからには、もう書くことはできないと語り、その3カ月後に亡くなりました。

神に委ねる

ブライアンが心臓病の専門医の診察を受けている間、友人は待合室で祈っていました。1時間以上経って戻ってくると、手にした書類の束をテーブルに広げて深刻な病状と治療の選択肢について語りました。二人は祈りのポイントを話し合い、知恵を求めて共に祈りました。そしてブライアンは「何があっても僕は神の御手の中にある」と言いました。