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完全な救い主

家のリフォームをするテレビ番組で、浴室のタイルが絶賛されていました。工場で均一に生産された製品ではなく、職人の手仕事による「ふぞろい加減が完全」なタイルだといいます。その不完全さが、各々の個性を輝かせ、機能偏重に傾く場所に趣を与えるのだそうです。

神は御顔を向ける

ジョアニーの夫は、妻と幼い子どもたちを捨てて、他の女の元に去りました。「時々、透明人間みたいって思う」。彼女の言葉は空しく響きました。「人生の最も良い時を彼にささげた。今では、私のことを見たり、時間を取って知ろうとする人もいないでしょう?」友人は気の毒に思うと答え、こう続けました。「私の父も私が6歳の時に出ていったからつらかった。特に母は。でも、ある夜、私を寝かしつけながら『神さまは決して目を閉じないよ』って言ったことを、決して忘れない。少し大きくなると、神は私を愛していて、常に、私が眠っている時でさえ、見守ってくれていることを教えようと思った、って説明してくれたのよ」

人の計画、神の計画

かなり前のことですが、夫は教会の仲間とアフリカに伝道旅行に行く予定でした。しかし、直前になって、企画自体が取りやめになりました。皆がっかりしましたが、渡航費や滞在費のために積み立てたお金は、訪問予定だった土地の人々に寄付されました。彼らはそのお金で、虐待の被害者を保護する施設を建てました。

神はあきらめない

エバンは長年、依存症に悩まされ、神に愛される資格などないと感じていました。ずっと教会に通ってはいましたが、神と自分の間には、埋めることのできない溝があるようでした。

イエスが平和

ジョアンは傷つきました。教会の友人たちがレストランで楽しむ姿をSNSで見るのは、今月2度目です。彼女は確かに人付き合いが下手ですが、仲間はずれはあんまりです。そんな人たちの教会に行くなんて変だと思いました。

人の世話をする

友人のドウェインの母シャーリーンは94歳で、とても小柄な人です。しかし、健康上の理由で自活できない息子のために、できるだけのことをします。彼女の部屋は、家の2階にありますが、客が来ると、ゆっくり16段の階段を降りてきます。愛する息子の介護を手伝うときもそうです。

人生を耕す

私たちは砂利道の先の少しぬかるんだ土地に家を建てました。そして、オレゴン州の山麓の環境にマッチする草や木を植えた庭を造ろうとしました。道具を取り出して働き始めると、「地上にはまだ野の木も、野の草も生えていなかった。……また土を耕す人もいなかった」 (創2:5)というみことばが思い浮かびました。

神の広い所

神学者トッド・ビリングスは、不治の血液のがんだと診断され、死期について、遠くで瞬く灯りが消えていくようだと語りました。「私には1歳と3歳の子どもがいます。この先の10年か20年は、彼らの成長を見守る『広い所』だと考えていました……。しかし、この病気によって、……狭められています」

低くされている者を愛す

教会に新しい家族が訪れました。私は車いすの少女に膝をついてあいさつし、私の介助犬カリーを紹介し、彼女のピンクのメガネと靴を褒めました。少女は言葉を話しませんが、その笑顔から、この出会いを喜んでいると分かりました。