悲劇から美が生まれた
英国の美しい湖水地方にあるコニストンウォーターは人気の行楽地で、あらゆるウォータースポーツが楽しめます。しかし、大きな悲劇の舞台にもなりました。1967年、世界最速記録の保持者ドナルド・キャンベルは、ジェットボート「ブルーバードK7」を操縦し、世界記録の更新を目指していました。彼は最高時速528キロをマークしましたが、船首が浮いてボートが宙返りし、水中に落下して、自身の偉業を祝うことなく亡くなりました。
信頼できる避けどころ
娘の最も鮮明な幼少時代の思い出は、父親が補助輪なしで自転車に乗ることを教えてくれた日のことだといいます。夫は娘の後輪のハブに足を乗せてバランスを取り、娘はペダルに足を乗せたまま二人一緒にハンドルを握り、緩やかな短い下り坂を滑るように走りました。娘は、自分の感じていた恐怖とは対照的に、父親がうれしそうに笑っていたことを覚えています。あっという間の走行だったので、当時、夫は娘の不安に寄り添えませんでした。今日、二人でその時のことを話していましたが、絶対に大丈夫だと分かっていたという父親の言葉に、娘は納得したようでした。
神の配慮
ダンテが住むマニラ市の一角は洪水になりやすく、雨の日には、近所の人が作った間に合わせの木橋を渡って学校に通いました。彼は「トーマスさんは地域の人たちの移動を助けました。僕を雨から守り、橋を渡る手助けをしてくれました」と語ります。
正しく認識する
リチャード・グリフィンは、14年間、英国のエリザベス2世の専属警護官を務めました。ある日、王宮近くの丘の散策に同行したところ、2人のアメリカ人ハイカーに会いました。彼らは、質素な装いの女性が女王だとは気付かず、「女王に会ったことはありますか?」と尋ねました。すると彼女は、「私はありませんが、このリチャードはよく会っていますよ!」とお茶目な返答をしました。ハイカーたちは、王族に近い人物に会えたことに興奮し、リチャードと一緒に写真を撮ってほしいと女王にカメラを渡しました。
神との平和
友人の誕生日にエステサロンに同行し、心地よい音楽が流れるほのかな照明の部屋でぜいたくなひと時を過ごしました。心身共に癒やされる安らかな体験でしたが、テーブル広告を見て吹き出しそうになりました。「オーガニックヘアケア製品で、美しい髪と心の平安を!!」
御言葉は蜜よりも甘い
デイリーブレッド社の創立者、M.R.デハーン師のデボーション・エッセイが、1959年9月22日の『デイリーブレッド』に掲載されました。クラッカー・ジャックのキャラメルコーンが大好きで、体が欲するのだと書きました。彼の意図は、聖書の御言葉に対する渇望を描写することでしたが、驚いたことに、そのメーカーのポップコーンが次から次へと会社に届いたのです。クラッカー・ジャックのキャラメルコーンを食べたいという彼の欲求は、『デイリーブレッド』の読者の方々が思いがけず満たしてくださったようです。
自分を変える
左目の周りの炎症を化粧で隠し、しばらく様子を見ましたが、赤く腫れた斑点は治らず、医者に診てもらおうと予約しました。診察の朝、いつものように化粧をしようとしてやめました。医師にきちんと見てもらって、早く良くなりたかったからです。
メガロドンとレビヤタン
数年前、親友のジョーが、長さ15センチほどの黒々としたサメの歯の入った小包を送ってきました。彼は時々突拍子もないものをくれるのです。同封の手紙には「先史時代のサメ、メガロドンの歯の化石だ。ホホジロザメよりもずっと大きい」とありました。メガロドンの顎の大きさは、一説には約3メートルだそうです。何と巨大な獣だったことでしょう。
神の力
夫が亡くなりノラの人生は変わりました。夫の事業を引き継ぎ女手一つで3人の子どもたちを育てました。周りの人には「頑張れ」とよく言われました。けれども、どういう意味だろうと思っていました。責任をきちんと果たしなさいということだったのでしょうか。