赤子のイエスを迎える
隣家の女性が初めての子どもを出産しました。風習に則って「女の子です!」という待ちに待った誕生の告知が前庭に現れると、私たちは喜び祝って、知り合いにメッセージを送りました。
キリストの光
私たち夫婦は、毎年、クリスマスイブ礼拝に参加します。新婚の頃は、礼拝の後、しっかり着込んで近所の丘を登り、そこに設置された輝く巨大な星型のイルミネーションを眺めました。雪の中、イエスの降誕の奇跡の黙想を小声で分かち合ったものです。その時、町では多くの人たちが、丘の上に輝くこの星を見上げていたでしょう。
野望と友情
ナジアンゾスのグレゴリオスとカイサリアのバシレイオスは、4世紀のキリスト教会の名高い指導者です。哲学を学ぶ学友として出会い、グレゴリオスが「二つの身体を持つ一つの霊」と後述するほどの親友になりました。
窓
写真家のロン・マレーは、寒い日が好きだと言います。「寒いということは、空気が澄んでいるということだから」だそうです。「そして、素晴らしいものに至る窓が開かれる」と言います。
聖書の真理は不変
息子が幼い頃、ある物語を親子で読みました。主人公の少年は、先生に反抗して筆記用具のペンに新しい名前を付け、同級生にも、その名を使わせることに成功しました。そのニュースは、町中に、そして国中に広がり、やがて皆が、新しい名前を使い始めました。一人の少年が創作したことを、周りが受け入れたのを見て自分も追随する、という行為が連鎖したためです。
神の目で見る
ベトナム戦争が泥沼化していた1968年。アメリカでは人種差別に関わる暴力事件が頻発し、2人の著名人が暗殺されました。前年には3人の宇宙飛行士が発射台火災で落命し、月旅行など夢物語のようでした。しかし、その年のクリスマス目前、アポロ8号は旅立ったのです。
聞き従うべきお方
ダグ・ホワイトは青ざめて管制塔に緊急事態を伝えました。家族で乗ったチャーター機が離陸するや、パイロットが急死したのです。彼は単純な装備の飛行機で3カ月の訓練を受けただけの初心者です。しかし、操縦かんを握り、近くの飛行場の管制官らの指示を注意深く聞いて着陸を成功させました。「家族が火だるまになって死なないように、彼らが導き、救ってくれた」と語ります。
救い主イエス
パキスタンの谷間をケーブルカーで渡る、いつも通りの光景のはずだったのに、こともあろうに、車体を支える2本のケーブルが切れたのです。児童を含む8人の乗客が地上何百メートルで宙づりになり、パキスタン軍がジップラインやヘリコプターなどを使って、12時間にもおよぶ救出活動を行い、全員を助け出しました。
励まし合い
インディアナ州のある学校の教師が、仲間を元気にする一言を書いてみよう、と生徒に提案しました。程なく、国中を震撼(しんかん)させる大惨事が他の州の学校で起こり、生徒たちは次は自分たちの番かと恐れました。そんな時、互いのために書いた「一言」は、図らずも、彼らの心の支えになりました。