Category  |  悩み苦しみ

工事中

車の流れが悪くなって「道路の補修工事は、この前、終わったはずなのに」と思いました。道路工事はなぜ延々と続くのでしょう。「工事完了。完璧な道をお楽しみください」などという標識を見たことはありません。

幹と枝

問題続きの中、激しく揺れ動いた感情をカウンセラーに話すと、心から傾聴してもらった後、外の紅葉を見てごらんと言われました。色づいた枝が風に揺れています。彼女は、幹は動いていないことを指摘して次のように言いました。「私たちもあれと似ています。風が四方八方から人生に吹きつけると心乱れ、自分が枝のように感じます。カウンセリングの目標は、あなたが自分の幹を見つけられるように援助することです。そうすれば風が吹いても、枝のようには動じないでしょう」。

難題に向き合う

トムは、後先考えず3人の自転車泥棒を追いかけました。彼らは振り返り、そして驚いたことに、自転車を投げ出して逃げて行きました。トムはほっとし、自分を褒めたい気分で、自転車を起こしました。そして振り向くと、筋骨隆々の友人ジェフが駆けつけていたのです。

歌う革命

革命に必要なものは何でしょう。銃や爆弾、ゲリラ行為でしょうか。エストニアでは歌でした。ソ連に併合されて数十年。愛国心をかき立てる国歌、聖歌、民謡などを歌う運動が1980年代後半に起こり、そこから生まれた「歌う革命」は、1991年の独立に貢献しました。「これは暴力的な占領をくつがえす非暴力革命だった。…しかし、エストニア人にとって歌うことは、50年にわたるソビエトの統治に耐えている間も、自分たちをひとつにする力だった」とネット上に書かれています。

愛に支えられる

デビーはお掃除サービスの会社の経営者で、いつも電話セールスをして新規の顧客を開拓していました。ところがある時、「がんで治療中なので、経済的に余裕がないのよ」と断られ、即座に、がんで闘病中の人を放っておくわけにはいかないと思いました。そして、無料のサービスを提供しようと考えて、2005年にNPO法人を立ち上げました。企業から寄付を募って、がんで闘病中の女性たちの家を無料で掃除してあげるのです。ある女性は、きれいに掃除された部屋に戻ると力が湧いてきて「がんなんかに負けないと初めて心から思えた」と語りました。

きこりの教訓

大学時代、薪を割り、束ね、販売して配達するというアルバイトを一年しました。きつい仕事でしたので、列王記第二6章に登場する不運なきこりに同情します。

命にまさるもの

メアリーはイエスを愛していましたが、人生は苦しく、じつに厳しいものでした。ふたりの息子に先立たれ、ふたりの孫も銃の犠牲となって亡くなりました。彼女自身は脳梗塞で身体の片側が不自由です。しかし、教会に行けるようになるとすぐ礼拝に集い、障害の残るたどたどしい口調で「私のたましいはイエスを愛します。その名をあがめます」と主を賛美しました。

モグラ叩き

緊急手術をして病気が治ったと思ったら、次々と請求書が届きました。執刀医、麻酔医、臨床検査、入院施設費…。「保険が下りても数十万円の借金です。これを払い終わるまでは安心して人生を楽しめません。ゲームセンターのモグラ叩きみたい。次から次へと出てくるのですから」と、米国在住のジェイソンは不平を言いました。

予想外の変化

フェーン現象によって1943年1月、サウスダコタ州スピアフィッシュでは、わずか2分間のうちに、気温がマイナス20度から7度に上昇しました。実に27度の温度差です。また米国で24時間に最も変動した気温は、マイナス48度から9度で、1972年1月15日、モンタナ州ロマの記録です。実に57度の変動です。