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感謝で神をたたえる

先日、がんと診断された夫に話しているのに、主治医は険しい顔もせず、毎日を感謝で始めましょうと笑顔で言いました。「最低でも3つのこと」を感謝するという彼女の提案に、神がよいお方であると確認するのにふさわしい方法だと夫は同意しました。そして「感謝します、主よ。良い眠りを。清潔なベッドを。太陽を。食卓の朝食を。そして私が笑顔でいられることを」と賛美して一日を始めています。

私たちにできること

モーリー・ブーガート氏は92歳で、一人でベッドから降りることができませんが、ホームレスのために帽子を編み、その数は15年間で8千個以上です。彼は、「自分の問題に焦点を当てず、人のためにできることをする。そうすれば、自分の気分も良くなるし、目的も与えられる」と語りました。そして「主のもとに行くまで続ける」と言っていましたが、2018年2月に召されました。帽子をもらった多くの人は、ブーガート氏の犠牲を知りませんが、最後まで愛を貫いた彼の生き方は、世界中の人たちに影響を与えました。

理由を知るイエス

ある程度回復したものの完治には至らず、病気と闘っている友がいます。依存症から立ち直ったものの、過去の失敗を後悔して自己嫌悪と闘っている人もいます。神はなぜ、一遍に解決してくださらないのだろうと思います。

祈りによってのみ

夜遅く、がんで闘病中の友人から電話がありました。泣きじゃくっています。私はもらい泣きをしながらも「主よ、どうすればよいのですか」と、心中、祈りました。彼女の嘆きに胸が締め付けられそうです。身体や心の痛みを軽くしたり、何とかしたりするどころか、気の利いた励ましの言葉も思いつきません。しかし、助けてくださるお方は知っています。私は泣きながら「イエスさま、イエスさま」と呟きました。すると泣き声がすすり泣きになり、彼女の深い呼吸が聞こえてきました。やがて友人の夫が「妻は眠りました。明日電話します」と電話口で言いました。私は祈りつつ、涙で枕を濡らして眠りました。

2重の約束

ルースは数年前にがんを患い、嚥下(えんげ)障害のために十分に食べられません。体力は著しく衰え、度重なる手術や治療のためにやつれて見えます。しかし彼女は、神を賛美しつづけます。彼女の強い信仰は変わることなく、その喜びは周りを明るくします。彼女は日々神に頼っています。そして、いつの日か必ず完治すると信じていました。彼女は癒されるように祈り、遅かれ早かれ、神が必ず応えてくださると信じています。なんという素晴らしい信仰でしょう。彼女の説明によると、揺るぎない信仰は確かな知識から来ると言います。神はみこころの時に約束を成就してくださるだけでなく、その日が来るまで、彼女を支えてくださると約束されているのです。

どんな時でも神を信頼する

けがの後遺症で慢性的な痛みに20年以上も苦しめられています。激痛の中で神を信頼し賛美するのは容易ではありません。しかし、耐えがたい状況の中でも、神の臨在は私を慰め力づけてくれます。神はとこしえに良きお方であり、御力は無限、御恵みによって平安をくださいます。不信仰の誘惑に駆られるとき、私はシャデラク、メシャク、アベデ・ネゴを思い出します。彼らは非常な逆境の中で真の神を礼拝し、神がともにおられることを信じました。

待つことの重荷

ここ数年で親族のふたりが大きな病気を患いました。彼らを看病する上で最も大変だったのは、常に先が見えないということでした。私たちは医者の明確な言葉を期待しましたが、物事はそれほど単純ではありません。白か黒かではなく、もう少し様子を見ましょうということがしばしばでした。不確実性というのは大きな重荷です。次の検査でどうなるのだろうと常に不安でした。死が私たちを分かつまでに、どれだけの時間があるのでしょう。ガンのような病気は、私たちが死に逝く存在だという現実を突き付けます。人はいつかこの世を去っていきます。