嵐を避ける場所
オクラホマ州に住んでいた頃、竜巻の「追っかけ」をしている友人がいました。彼は、追っかけ仲間や地元の気象レーダーと無線で連絡を取り合い、竜巻と安全な距離を保ちつつ、その進路を観察しました。竜巻は家や畑を破壊していきます。急に進路を変えた時は人々に注意を促しました。ところがある日、竜巻が急に進路を変え、彼は危機一髪でした。しかし幸いなことに逃げ場を見つけることができて命拾いしたそうです。
イエスをしっかり見る
私が子どもの頃に通った教会のジャスティスさんほど誠実な人はいません。妻を大切にし、郵便局員として真面目に働き、日曜日は教会で奉仕しました。先日、この教会に行ったとき、ピアノの上のベルに気づきました。礼拝の始まりにジャスティスさんが鳴らした、あの年季が入ったベルです。彼はずいぶん前に天に召されましたが、誠を尽くすという彼の遺産は、この教会に脈々と受け継がれています。
逃げなさい
高校でフェンシングを始めた時、コーチは剣を突き出しながら、その攻撃に対する正しい防御のポジションを叫びました。彼の攻撃をかわすには、声に即座に反応しなければなりません。
誘惑に負ける
姪にしつこく誘われて、2016年の夏、ポケモンGOをしました。これはスマホのカメラを使って「ポケモン」という名前の小さな生き物を捕まえるゲームです。スマホの画面の中に「ポケモン」が現れると、同時に紅白のボールも現れます。そこでプレイヤーは、このボールを指ではじいて「ポケモン」に当てて捕えるのですが、わなを使って「ポケモン」の注意をそらすと、それを捕まえるのが容易になります。
脱出の道
カリフォルニア州のサンタバーバラに、サルシプエデスという名前の通りがありますが、その意味は「入らないように」です。その名の由来は、当時、その地域は冠水する沼地に接していたために、スペイン系の都市計画技師が土地にニックネームをつけて、近づいてはいけないと警告したのです。
警戒を怠らない
書斎の窓から、木々にやってくる鳥たちを眺めることができます。中には、網戸の隙間に挟まった虫を食べようと、窓のところまで来る鳥もいます。しかし彼らは、用心深く警戒し、聞き耳を立て、周囲に目を配ります。危険がないと分かると、ようやく安心してエサを食べますが、それでも、数秒ごとに周囲を見回します。
目をさまして祈る
我が家の窓から「セロ・デル・ボレゴ」や「羊が丘」と呼ばれている、標高約1,700メートルの山が見えます。1862年、フランス軍がメキシコに侵攻しました。フランス軍はオリサバの中央公園で野営し、メキシコ軍はこの丘の頂上に陣営を築きました。しかし、メキシコ軍の司令官は、頂上に続く道の守備を怠ったので、兵士たちが寝ている間にフランス軍が攻めてきました。この攻撃によって、2千人が殺されました。
倒れるリスク
友人のイレーヌは転んで怪我をし、入院したところ、派手な黄色い腕輪を付けられました。そこには「転倒リスク」と書かれています。つまり、「この患者に気をつけてください。歩行が不安定なので、移動には付き添いが必要です」という意味です。
平時の神
神が凄いことをされたという証を聞いて、心が揺れるときがあります。祈りがきかれたことをともに喜ぶ一方で、自分には最近、驚くような神の御業が無いなぁと思ったりします。