大いなる期待
師走のある日、高齢の女性が混雑する郵便局に来ました。係員はその緩慢な動作に我慢しつつ「こんにちは、おばあちゃん」とあいさつしましたが、この様子にしびれを切らす人がいたかもしれません。
主が共に歩まれる
ある聖歌隊が歌う「イエスは共に歩まれる」が、以前ヒットしましたが、その裏には物語がありました。薬物依存のリハビリを始めた時、ジャズ・ミュージシャンのカーティス・ランディがこのグループを立ち上げました。古い賛美歌に触発され、皆の希望となるように、患者仲間と曲を作りました。「私たちは全身全霊で歌いました。救ってください、薬物依存から抜け出させてくださいと、イエスにすがる思いで歌いました」と語る人や、歌っている時は慢性痛が和らいだと言う人などがいました。彼らは歌う時、解放を求めて必死に祈っていたのです。
悔い改めの報い
グレイディはちまたで「くず」と呼ばれ、車のナンバープレートにもそう記していました。そして中年の賭博師、詐欺師、不倫男にふさわしいあだ名だと自負していたのです。破産してお先真っ暗、神から遠く離れていました。しかしある晩、神の御霊にお前は罪人だと迫られたのです。彼は墓場まで持っていくつもりだった己の罪を告白し、イエスに赦しを乞いました。彼は妻に「俺は救われたと思うよ」と語りました。かつては40歳まで生きないだろうと思われていた人が、イエスを信じ、神に仕えて30年経ちました。ナンバープレートの装飾も「悔い改めよ」に変えました。
根本たる心
ロンドンで1854年、原因不明の死者が多数発生しました。人々は大気汚染のせいだと考えました。実際、テムズ川の汚水が放つ悪臭は、季節外れの熱波のために「大悪臭」となっていました。しかし、大気汚染ではなかったのです。ジョン・スノウ博士の調査で、汚水が発生源となって、コレラがまん延していると分かりました。
月曜日に感謝して
前の職場では月曜日が憂うつでした。最寄り駅で電車を降りても、ベンチに座って時間をつぶしたものです。締め切りや気まぐれな上司のことを考えると動悸(どうき)がしました。
ゲヘナからの希望
考古学者のガブリエル・バルケイは、1979年、小さな銀製の巻物2巻を発掘しました。何年もかけて注意深く巻物を広げたところ、「主があなたを祝福し、あなたを守られますように。主が御顔をあなたに照らし、あなたを恵まれますように。主が御顔をあなたに向け、あなたに平安を与えられますように」という民数記6章24-26節の文言が双方に刻まれていました。これは紀元前7世紀のものと推定され、現存する世界最古の聖書の記述です。
神は痛みを無駄にしない
オリーブは彼女の診療所から医療機器が搬出されるのを眺めていました。新品の備品も売却しました。開業は長年の夢でしたが、息子カイルが脳性まひで生まれ、彼の世話に専念することにしました。彼女は「何度生まれ変わっても、同じ選択をしたわ。でも、歯科医を諦めるのはつらかった。夢が絶たれたの」と話しました。
七面鳥から逃げる
田舎道でジョギングしていると、野生の七面鳥が2羽、前方にいました。どこまで近づけるかしら。私は足を緩め、止まりました。2羽は、こちらにずんずんやって来ます。成功と思いきや、鋭いくちばしで私の腰とお尻を突こうとしてきました。私が走り出すと、2羽は身体を揺らしながら追いかけてきました。やがて諦めてくれましたが、即座の形勢逆転でした。鳥が先手を取り、獲物がハンターに一変しました。私は鳥を完全にみくびっていましたが、襲われるかもと気付いて逃げ出したのです。
寿命
フランスの研究者たちは困っていました。115歳のジャンヌ・カルマンのデータ処理ができません。1990年、ソフトを作ったプログラマーは、そんな長寿の人を想定していなかったので、彼女のデータを入力できなかったのです。実際、ジャンヌは122歳まで生きました。