Category  |  試練

否定された人の避け所

ジョージ・ホウィットフィールド(1714-1770年)は、歴史上最も偉大な説教者のひとりで、多くの人をキリスト信仰に導きました。しかし、非難と無縁だったわけではありません。例えば、大観衆に向かって屋外で語るというスタイルについて、彼の動機を疑問視し、説教は教会だけですべきだと言う人々もいました。彼は、最後の審判の日に自分の人格があらわにされるのだからと述べ、自分の墓石には「ジョージ・ホウィットフィールド、ここに眠る。どのような人物であったかは、かの偉大なる日にあらわになるだろう」と記して欲しいと言いました。

波に乗る

海岸の岩場からハワイの海の写真を夫が撮っている間、私は大きな岩に座って自分の病状を心配していました。問題に対処するのは旅を終えてからですが、今、平安が必要です。私は、押し寄せ、黒岩に砕ける波を眺めていましたが、ふと、波間の暗い影に気付きました。カメラのズームを使って見てみると、それは波に乗るウミガメでした。大きく手を広げ、穏やかに、じっとしています。私は潮風を受けて微笑みました。

神とともに闘う

米国陸軍のデズモンド・ドスの英雄的な行為は、2016年の映画「ハクソー・リッジ」で描かれました。ドスは人の命を奪うことを神が禁じていると信じていたので、陸軍の衛生兵として、自らの命の危険も顧みず、人命救助に尽くしました。「ドス一等兵は、退くことを拒んで弾丸の降り注ぐ最前線に留まり、多くの負傷兵を一人、また一人と要塞の斜面まで運び出した。…敵の爆撃や機銃掃射に全く怯まず、砲兵将校を支援した」と、1945年10月12日の勲章授与式で称えられました。

主の声を知っている

教会の夏季学校に聖書に登場する動物を持ち込むことになり、ケンが手伝いに行くと、羊を担当するように頼まれました。彼は羊の綱を取ると、まるで引きずるように会場に連れていきました。しかし、日が経つにつれ、羊は嫌がらなくなりました。週の終わりには、綱を引く必要さえなく、ただ呼ぶだけで、ケンを信頼してついてきたのです。

愛に満ちた懲らしめ

父は50年以上、編集の仕事に携わりました。文法的に正しく、筋の通った、分かりやすく読みやすい文章にすることに情熱を傾けましたが、訂正は朱ではなく、緑色で行いました。緑のほうが「優しい」からだそうです。厳しく朱を入れられると気に触る作家もいるでしょう。父の目的は、より良い文章を提案することだったのです。

強さ

大きな木箱を組み立てる職人に、12歳のアルバートは尋ねました。「シンガーマンさん、なぜ泣いているの?」職人は答えました。「誰だって泣くさ。おやじもじいさんも泣いていた。」名作ドラマ「大草原の小さな家」の一場面です。職人は少年に優しく語ります。「棺を作るとき、涙はつきものだ。泣くのは弱虫だと言って泣かないやつもいるが、わしは素直に泣けてこそ一人前の男だと教わった。」

剪定

ロシアンセージにミツバチが止まりました。鮮やかな青紫の小花が、繁茂した茎に群れ咲く姿に魅了されたのでしょう。昨秋、妻の両親が根本近くまで刈り込むのを見て、もう終わりだと思いました。しかし、あの剪定が、この成果を実らせたのです。

勇気をふるう

アンドリューは福音宣教が禁止されている国の人です。私が信仰を秘密にする方法を尋ねると、秘密にしないと答えました。実際、教会を宣伝するバッチをつけていて、拘束されるたびに「あの人たちにもイエスが必要です」と警察官に語ります。神が自分の味方だと知っているので勇敢です。

やっと自由

レバノン内戦の際に5年間も拘束された英国人ジャーナリスト、ジョン・マッカーシーは、20年を経て、解放の交渉人ジャンドメニコ・ピッコと面会し、「私の自由をありがとう」と厳かに心からの謝辞を述べました。ピッコの交渉は生命の危険を伴ったのです。