Category  |  試練

嵐を静める方

ジムは、仲間の不和、批判的な態度、誤解など、職場で抱える問題を語りました。私は1時間ほど辛抱強く聞いてから「こんな時はどうすべきか、イエスに尋ねよう」と言い、静かにともに5分ほど座っていました。すると驚いたことに、神の平安にすっぽりと包まれたように感じたのです。そして安心した私たちは、困難と向き合う自信を取り戻しました。

狐狩り

コウモリが初めて家に飛び込んできた時、偶然だろうと気にしませんでした。しかし、2回目の訪問があった後、少し調べてみると、コウモリは、ほんの数ミリの隙間さえあれば、人間の家に侵入すると分かりました。そこで私はシーリング材のチューブ片手に、家中の隙間という隙間を埋めてまわりました。

すぐそばにある治療薬

バハマ諸島の原始林をガイドの説明をメモしながら歩きました。触ると痛痒い発疹ができる黒い樹液を分泌する要注意の木も教えてくれました。しかし、心配は要りません。解毒剤は、すぐそばにあるのです。エレミの木の赤い幹を切って、かぶれたところに樹液を塗ると、すぐによくなると言います。

信仰に立って

デズモンド・ドスは第二次世界大戦で徴兵されました。しかし、信仰のために銃を取らず、衛生兵として働きました。敵の激しい砲火をかいくぐり、75人の負傷兵を保護するために奮闘したこともあります。彼の物語はドキュメンタリー『良心的兵役拒否者』や映画『ハクソー・リッジ』になりました。

キリスト信仰の英雄たちの中には、アブラハム、モーセ、ダビデ、エリヤ、ペテロ、そしてパウロなど、勇敢な人たちがいます。アリマタヤのヨセフやニコデモのような静かな英雄もいます。彼らは自らの立場を危険にさらしても、十字架に架けられたキリストのからだを引き取り、丁重に葬りました(ヨハ19:40-42)。アリマタヤのヨセフは弟子であることを隠しており、ニコデモはイエスを夜、訪ねたのですから、大胆な変化でした(38-39節)。彼らはイエスがよみがえる前に、信仰者として立ち上がりました。なぜでしょう。

おそらく、イエスの死に方、また、その直後の出来事によって(マタ27:50-54)、自分の信仰を確信し、人に何をされるかより、神に焦点を当てることができたのでしょう。その理由が何だったにせよ、私たちも彼らの模範に従えますように。信仰のために、また他の人のために、勇気をもってリスクを冒すことができますように。

偽りの安心

我が家の愛犬ルパートは、子犬の頃、外出をとても怖がりました。公園に行くときは、引きずるようにして連れていかなければなりません。ある日のこと、私は愚かにもルパートをリードから放してしまいました。すると彼は、安心の我が家に一目散に駆けていきました。

私の回りを囲む盾

有能なワーシップリーダーのポールが亡くなり、教会の人たちは悲しみに暮れました。まだ31歳、ボートの事故でした。ポールと妻デュロンダは、悲しみを知る人たちでした。度重なる流産で、何人もの赤子を墓に葬りました。そこに、ポールまでが葬られるのです。この悲劇は、彼らを愛する人たちにとっても、とどめの一撃のようでした。

方向転換して逃げる

アリは親に愛されて育った、美しく才能豊かな少女でした。しかし、高校卒業後、なぜかヘロインに手を出し、変化に気づいた両親の勧めでリハビリ施設に入りました。治療が進んで麻薬について尋ねられると、「方向転換して逃げる」と答えました。近くにあると拒み切れないからです。悲しいことに、アリは更生に失敗し、過剰摂取により22歳で亡くなりました。両親は悲しみましたが、同じ運命をたどる人のないようにと、地元のニュース番組に出演し、麻薬などの危険から遠い場所に自分を置くように「アリを思い出して逃げて!」と言いました。

どんな犠牲を払っても

映画「パウロ 愛と赦しの物語」は、教会の迫害を真っ向から描いています。配役リストには「殴られた女、殴られた男、クリスチャンの犠牲者1、2、3」などがあり、無名の人物を通してでさえ、イエスに従う危険が分かります。

わざわいを恐れません

アーカンソー州リトルロックのセントラル中高等学校は、白人の子どもだけの学校でしたが、1957年、9人のアフリカ系アメリカ人を入学させました。彼らは「リトル・ロック・ナイン」と呼ばれ、メルバ・パティロ・ビールズは、そのひとりでした。ビールズの回顧録「私は恐れない:炎の中で信仰を築く」は、2018年に出版され、15歳のビールズが毎日直面した胸を引き裂くほどの不平等と嫌がらせを赤裸々につづっています。

また、彼女の深い信仰にも触れています。恐怖に打ちのめされそうな闇の世界で、ビールズは幼い頃に祖母に教わった聖書のみことばを暗唱しました。みことばを何度も声に出してくり返すと、神の臨在を感じて勇気づけられました。

彼女はしばしば、詩篇23篇4節「たとい、死の陰の谷を歩くことがあっても、私はわざわいを恐れません。あなたが私とともにおられますから」を声に出して、主の慰めを得ました。「神はあなたにぴったりくっついておられるから、助けてと言うだけでいいのよ」と励ましてくれた祖母の言葉も、思い出していたでしょう。

具体的な状況は違っても、私たちは不安に押しつぶされそうなときがあります。そのような時は、神の力強いご臨在が常にあるという真理に励まされますように。